Nikon Imaging | Japan
ニコンイメージング会員の方は、5,000円(税込)以上のご購入で送料当社負担

<シャボン玉>儚くも美しい瞬間を。心奪われるシャボン玉写真

シャボン玉は、光を受けて虹色に輝く瞬間に、独特の「儚さ」や「非現実感」を演出できる被写体。日常の何気ない風景を、幻想的でドラマチックな世界へと一変させることができます。シャボン玉を撮るコツは、光・背景・風を意識すること。シャッターは連写に設定し、できるだけ多く撮影して、ベストな瞬間を残してみましょう。

シャボン玉の作例

虹色に輝くシャボン玉の下に、色の濃いスターチスを置いてコントラストを出すことで、シャボン玉の透明感を強調しました。風の弱いときに撮影するとシャボン玉が安定し、撮りやすくなります。さらに半逆光を使うと、シャボン玉の輪郭や虹色の反射が際立ち、キラキラ感や透明感を引き出せるのでおすすめです。
F値はなるべく小さい値(開放F値または開放F値に近い数値)に設定。木漏れ日を背景に、机の上のスターチスにピントを合わせた状態で、カメラを持っていない方の手でスターチスの真横あたりから電動式のバブルガンでシャボン玉を出します。シャッタースピードは速めに設定し、連写で撮影。ピントを合わせておいたスターチスの近くを通るシャボン玉にピントが合う瞬間を狙います。他のシャボン玉がボケて、奥行きと臨場感が生まれます。
シャボン玉を作る道具は、口で吹くタイプや電動式、一つずつ出るものから大量に出るものまで多種多様。撮影には、いくつか種類を用意しておくとバリエーションを広げられます。

撮影時のポイント

シャボン玉のビハインド・ザ・シーンズ
  • F値の小さい単焦点レンズを使い、F値を開放または開放F値に近い数値に設定
  • 風の弱いときに、半逆光を狙い、木漏れ日を背景に撮影
  • 花の真横あたりから電動式のバブルガンでシャボン玉を出す
  • シャッタースピード速めで連写

撮影情報

シャボン玉の作例

使用機材・撮影データ

  • カメラ:Z50II
  • レンズ:NIKKOR Z 35mm f/1.4
  • 焦点距離:35mm(35mm判換算:52.5mm相当)
  • 絞り値:f/2
  • シャッタースピード:1/800秒
  • ホワイトバランス:オート
  • 露出モード:マニュアル
  • 測光モード:マルチパターン測光
  • 露出補正:0段
  • フォーカスモード:AF-S
  • ISO感度:100

おすすめ機材

Z50II

Z50II

上位モデルから継承した強力なAF性能や、高輝度EVFなど、APS-Cサイズ/DXフォーマットながら多彩な機能がぎゅっと詰まった一台。自分らしさを色で表現できる「イメージングレシピ」に対応。

製品の情報はこちら

NIKKOR Z 35mm f/1.4

NIKKOR Z 35mm f/1.4

多彩な表現を気軽に楽しめる、明るい開放F値1.4の広角単焦点レンズ。大きく柔らかなボケ味で被写体を印象的に際立たせ、幅広いシーンで活躍する一本。

製品の情報はこちら

撮影バリエーション

シャボン玉の作例

シャボン玉の透明感や虹色のきらめきをより引き立たせたいなら、背景はシンプルな青空に。場所を選ばずに誰でも挑戦しやすく、簡単に爽やかさを表現できます。シャボン玉を空に向かって、斜め上向きに吹き上げてもらい、下から煽るようにして連写。背景に木々を入れると、より爽やかさが加わります。さらに、シャボン玉を作る人の手元をあえて入れることで、生き生きとした1枚に。

シャボン玉の作例

シャボン玉はメインの被写体にするだけではなく、前ボケや玉ボケといった「演出要素」としても楽しめます。構図の対角線上にシャボン玉が入ると、奥行きや立体感が出て、視線が自然に奥へ誘導され、写真にリズム感が生まれます。思い通りのボケ感は簡単には得られませんが、諦めずにシャッターを切り続けることが大事。位置や量、大きさの変化がもたらす、一期一会のきらめきに出会えるはずです。

彩(写真家・フォトグラファー)
Photo: 彩(写真家・フォトグラファー)
2002年生まれ、京都出身。14歳で一眼レフを手にして以来、「青と透明感」をテーマに、淡く儚い光を写しとめる作品を撮り続けている。ポートレートや風景、小物、植物など幅広く撮影し、2023年に東京カメラ部10選U-22に選出。現在はSNSやメディアを中心に、撮影・執筆・展示など活動の幅を広げ、「愛しい日々の彩り記録」を軸に世界のやさしさやきらめきを届けている。

その他の「おしゃれフォトの撮影 A to Z」の記事

<シャボン玉>儚くも美しい瞬間を。心奪われるシャボン玉写真

詳細を見る

<ローポジション>いつもと違う世界を手に入れる、低視点ショット

詳細を見る

<光跡>日常の灯りをアートに変える光遊び

詳細を見る

<ハイアングル>被写体を引き立てる、美しいハイアングル構図写真

詳細を見る

<シルエット>形で魅せる物語のような影絵写真

詳細を見る

<風景>遠近感、空気感を豊かに。広角レンズで表現するランドスケープ

詳細を見る

<接写>マイクロレンズで楽しむ、煌めきのミクロ写真

詳細を見る

<モノクロ>色を除いて“想い”を描く白黒写真

詳細を見る

<水平・垂直>写真にも“整い”を。より美しく見せる空間写真

詳細を見る

<リフレクション>透明感と静けさを演出する水面写真

詳細を見る

<キャンドル>アート性を楽しむキャンドル写真

詳細を見る

<夜景>印象に残る幻想的な夜景フォト

詳細を見る

<手持ち花火>エモーショナルに表現する花火フォト

詳細を見る

<夕景>ドラマチックに切り取る夕景写真

詳細を見る

<セルフィー×背景ボケ>SNSでシェアしたくなるセルフポートレート

詳細を見る

<セルフィー×前ボケ>誰かに撮ってもらったような自撮りフォト

詳細を見る

<ライト×玉ボケ>ポストカードのようなブツ撮り写真

詳細を見る

<自然光×玉ボケ>キラキラと光る風景写真

詳細を見る

<猫×前ボケ>心がキュンとする愛猫写真

詳細を見る

<猫×背景ボケ>可愛いが際立つペットフォト

詳細を見る

<人物×背景ボケ>ブロマイドのような人物写真

詳細を見る

<人物×前ボケ>スマートフォンじゃ撮れないポートレート

詳細を見る

<花畑×ボケ>風まで感じる花畑フォト

詳細を見る

<花×ボケ>待ち受けにしたくなる花写真

詳細を見る

<フード×背景ボケ>雑誌のようなカフェ写真

詳細を見る

<フード×前ボケ>自宅でおしゃれなテーブルフォト

詳細を見る