たびたび耳にするけれど、実はよくわかっていない「APS-Cサイズ」や「フルサイズ」という言葉。これらは、デジタルカメラに搭載されているイメージセンサー(撮像素子)のサイズ規格の呼び名です。
ニコンのカメラは、APS-Cサイズ(=DXフォーマット)とフルサイズ(=FXフォーマット)との2種類のセンサーサイズがあります。
APS-Cサイズ、フルサイズそれぞれの特徴を解説します。
デジタルカメラには、レンズから入ってきた光を受け取って写真に変えるイメージセンサーが搭載されています。
デジタルカメラのイメージセンサーのサイズは、一般的なスマートフォンと面積比で比べると、APS-Cサイズは約13倍、フルサイズは約30倍という大きなサイズです。
センサーサイズが大きいほどより多くの情報を取り込めるため、高画質になります。
APS-Cサイズのほうがフルサイズよりもセンサーサイズが小さいため、カメラボディーもフルサイズに比べて小型軽量であることが多いです。
以下は、同じレンズを使って、同じ焦点距離で、同じ場所から、同じ被写体(シーン)を撮影した場合の、それぞれの特徴です。
撮れる範囲
APS-Cサイズのカメラの方が写真で撮れる範囲が狭く、その分、画角の中で被写体がより大きく写ります。
一方、フルサイズはセンサーが大きいので、APS-Cサイズより広い範囲を撮ることができます。
ボケ感
APS-Cサイズと比べて、フルサイズの方がボケ感が多く、より滑らかなボケ表現が楽しめます。
階調表現、白とび・黒つぶれ
センサーが認識する明暗の幅(ダイナミックレンジ)がフルサイズの方が広いため、白とびや黒つぶれが起きにくく、より美しく滑らかな階調表現ができます。
暗所での描写
APS-Cサイズよりフルサイズの方が、ノイズを抑えて被写体のディテールまで写すことができます。
APS-Cサイズとフルサイズの違いは「ニコンZシリーズではじめる フルサイズカメラ START GUIDE」でも紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。
ニコンのAPS-Cサイズとフルサイズのカメラは、どちらもカメラとレンズの接続部は同じマウント(Zマウント)です。レンズには、APS-Cサイズ用、フルサイズ用のものがあり、それぞれのサイズに合わせて最適な画が撮れるよう設計されていますが、接続部のマウントは同じなので、どちらのカメラでも、すべてのZマウントレンズを使うことができます。
なお、フルサイズカメラにAPS-Cサイズ用のレンズを装着すると、画角はAPS-Cのサイズになります。 APS-Cサイズ用のレンズには、レンズ名に「DX」の文字が書かれています。レンズの見方については「レンズ名が難しい!何の情報が書かれているの?」でも紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。