カメラのシャッターを開閉させる仕組みのことを「レリーズ」といいます。
ニコンのカメラには「レリーズモード」が搭載されており、シャッターボタンを1回全押しすると1コマ切れるだけでなく、シャッターボタンを押している間連続してシャッターが切られるモードもあります。
シャッターボタンを押したら、たくさん枚数が撮れてしまった!
もしかしたら、レリーズモードの設定が変わってしまっているのかもしれません。
※遠隔でシャッターを切るための装置(レリーズボタンやレリーズケーブル)も「レリーズ」と呼ばれることがあります。
「レリーズ(release)」は「解放する」という意味で、カメラにおいてはシャッターを切ることを「レリーズする」といいます。
「レリーズモード」では、1コマ撮影か連続撮影かなど、シャッターボタンを押したときに「どんなシャッターの切り方をしたいか」を選んで設定することができます。
主なレリーズモードに「1コマ撮影」、「低速連続撮影」、「高速連続撮影」、「セルフタイマー」があります。
レリーズモードは、アイコンによって表示されます。アイコンを知っておくことで、意図とは異なる設定になっていないかどうか、気がついたり確認したりすることができるようになります。もちろん、設定をする際にも大切です。
シャッターボタンを全押しするたびに1コマずつ撮影します。
シャッターボタンを全押ししている間、設定した速度で連続撮影します。【レリーズモード設定画面】で【低速連続撮影】が選ばれている状態で、【サブコマンドダイヤル】を回すと、連続撮影速度が設定できます。
シャッターボタンを全押ししている間、低速連続撮影(L)より高速度で連続撮影します。
※LとHにおいて、設定できる速度は機種によって異なります。
セルフタイマー撮影ができます。
【レリーズモードの設定ボタン】を押しながら【メインコマンドダイヤル】を回すと、シャッターを切るときの動作を選択設定できます。
「低速連続撮影」は、レリーズモード設定画面で「低速連続撮影」が選ばれている状態で【レリーズモードの設定ボタン】を押したまま【サブコマンドダイヤル】を回すと、連続撮影速度を設定できます。
また、【MENU】ボタン→【静止画撮影メニュー】→【レリーズモード】から、一部機種では【iメニュー】→【レリーズモード】からも設定できます。
設定したレリーズモードは、モニターの撮影画面に表示されます。
「セルフタイマーモード」では、シャッターボタンを全押ししたあと、設定した時間が来ると自動でシャッターが切れます。【レリーズモードの設定ボタン】を押しながら【メインコマンドダイヤル】を回して、【セルフタイマー】を選びます。再び【レリーズモードの設定ボタン】を押しながら【サブコマンドダイヤル】を回してシャッターが切れるまでの時間を選んだら設定完了。その際、【メインコマンドダイヤル】を使って撮影コマ数を選ぶことができます。複数コマ撮影を選択した場合は撮影間隔も設定可能。複数枚の写真がシャッターボタンを一度押すだけで撮ることができ、集合写真などで大活躍してくれます。
「セルフタイマーモード」では、シャッターボタンを全押しすると、セルフタイマーランプが点滅し、シャッターが切られる2秒前になると点滅から点灯に変わります。