【写真家の推しレンズ】
中野耕志の「飛行機撮影で信頼を寄せる」レンズ6選
一つの被写体を追い続けるプロの写真家に、撮影に欠かせないレンズを教えていただく連載企画。今回は、航空写真家・中野耕志氏の「飛行機撮影」の推しレンズです。
遠くの機体を主題にする、風景と一緒に捉えるなど、撮影の確実性・可能性を高めるためのレンズとは?
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「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」旅客機撮影の絶対的メイン
はるか遠くの機体を引き寄せる超望遠ズームレンズ -
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」機体撮影から広大な風景撮影まで網羅
画質に安心感のあるズームレンズ -
「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」夜間に動く機体をピタリと止める
暗所撮影に強いF2.8通しの望遠ズーム - 「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」機体や風景をダイナミックに切り取る超広角ズーム
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「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」テレコンバーター内蔵で
はるか遠くの被写体を克明に描き出す超望遠単焦点レンズ -
「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」超望遠から近くの飛行機を捉える焦点距離まで!
安定したAF・画質の信頼できるレンズ
中野耕志の「飛行機撮影」
推しレンズ6選
私は「自分の撮りたい表現を実現できるか」「現場で確実に結果を残せるか」という実践的な視点で機材を選んでいます。
旅客機を撮る場合のメインレンズは、遠くを狙う「NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR」と、機体に近い位置からの撮影や風景撮影に対応できる「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」の2本。さらに様々な表現を実現するために欠かせないレンズをご紹介します。
旅客機撮影の絶対的メイン
はるか遠くの機体を引き寄せる
超望遠ズームレンズ
「NIKKOR Z 180-600mm
f/5.6-6.3 VR」


NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

飛行機の中でも旅客機撮影で主に使う焦点距離域は、100mm以上から500mm程度。この多くをカバーでき、特に望遠域に余裕のある180-600mmが私のメインレンズです。
このレンズはズーム全域で高画質。さらに逆光耐性が非常に高く、太陽を真正面から大きく捉えるような条件でも、ゴーストやフレアを抑え、空のグラデーションまでクリアに描写できます。
また、ズーミング時の全長変化がなく、重心移動の少ない「インターナルズーム機構」による、構造的な安定度の高さにも魅力を感じています。
機体撮影から
広大な風景撮影まで網羅
画質に安心感のあるズームレンズ
「NIKKOR Z 24-120mm
f/4 S」


NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

機体に近く寄れる場所での撮影や、周囲の風景と絡めて飛行機を捉えるなど、幅広く撮影できるレンズ。
24-70mmの選択肢もありますが、焦点距離が少しでも長いほどレンズ交換の手間が省けるため、「120mmまで撮れる」というのは大きなメリットです。
以前は高倍率ズームの画質に不安を覚え、ズーム比3倍を超えるレンズは使ってきませんでしたが、NIKKOR Z レンズになってから画質の安定性は大きく向上しました。この24-120mmはズーム比5倍ですが、極めて画質が良く、高い信頼を置いています。
夜間に動く機体をピタリと止める
暗所撮影に強いF2.8通しの
望遠ズーム
「NIKKOR Z 70-200mm
f/2.8 VR S」


NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
上の写真はZ TELECONVERTER TC-1.4xを使用。

夜の撮影など、適正露出を確保したい暗いシーンで活躍します。
止まっている飛行機であればF値が大きくても長時間露出で撮れますが、暗い環境で「動いている飛行機をブレずに止めて撮る」には、F2.8のような明るいレンズのパワーが不可欠です。開放F値が小さいほど、AFなどのパフォーマンスも高くなります。
空港での撮影では、フェンス越しで飛行機を狙う場面も。桜の花など、前ボケを生かした表現をする際には、開放F値の小さい明るい望遠レンズが重宝します。
機体や風景をダイナミックに
切り取る超広角ズーム
「NIKKOR Z 14-30mm
f/4 S」


NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

24mmよりもさらに広く、美しい雲の表情など、周囲の風景を広くダイナミックに表現したい時に使用します。
もともとは風景メインで撮影するために使い始めましたが、風景と一緒に機体を撮るようになり、今では飛行機×風景撮影用のレンズになっています。
大阪国際空港(伊丹空港)の千里川土手など、機体にかなり近寄れる場所で超広角レンズを使うことにより、機体と空をバランスよく写し込むことができます。
テレコンバーター内蔵で
はるか遠くの被写体を克明に
描き出す超望遠単焦点レンズ
「NIKKOR Z 600mm
f/4 TC VR S」


NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S

「超望遠で遠くの被写体を捉える」と決めている撮影では、この600mmの超望遠単焦点レンズを使用します。単焦点レンズの画質の圧倒的な安定感が、大きなポイントです。
ズームレンズでは味わえない、単焦点超望遠レンズならではの解像力と透明感が魅力です。また本レンズは1.4倍テレコンバーターが内蔵されているので、カメラを構えた状態でもレバー操作ひとつで840mm/F5.6に切り替えて、より迫力のあるショットを狙うことができます。
超望遠から近くの飛行機を
捉える焦点距離まで!
安定したAF・画質の信頼できる
レンズ
「NIKKOR Z 100-400mm
f/4.5-5.6 VR S」


NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

先ほど紹介した「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」をメインレンズとする場合、「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」をサブレンズとして100mm程度までカバーできる機材システムにしています。
手前の滑走路を飛行機が通るような、被写体が近いシーンでは100mmまで引けるこのレンズが活躍します。
開放F値は4.5〜と、超望遠域としては明るく、動体撮影におけるAFのパフォーマンスや画質の安定性が一段と高くなります。シャッターチャンスが少ない環境でもピーク画質が出やすく、「打率の高い」レンズです。
飛行機は気象条件に左右され、思い通りに撮れないことも多い被写体。ですが「次はこういう条件で狙ってみよう」という撮影の面白さがあります。
その上で「こういう表現がしたい」というイメージから機材を選ぶようにしています。高画質・高性能のレンズが登場し、「かなり暗い時間の撮影」などこれまで諦めていた条件での撮影もできるようになりました。
今回ご紹介したレンズを参考に、飛行機撮影を楽しみ、新たな表現にもチャレンジしてみてください!
空港をご利用の際は周囲のお客様へのご配慮やマナーを守ってご利用ください。また、長時間の占有はお控えください。
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