【写真家の推しレンズ】
星野佑佳の「風景撮影の可能性を広げる」レンズ5選
一つの被写体を追い続けるプロの写真家に、撮影に欠かせないレンズを教えていただく連載企画。今回は、風景写真家・星野佑佳氏の「風景撮影」の推しレンズです。
歩き回り被写体を探す、星野氏の撮影スタイルにおいて、風景写真の可能性を広げてくれるレンズとは?
風景写真家 星野 佑佳
2000年から海外や日本全国を放浪しながら撮影を始める。2005年より地元である京都の風景や風物詩の撮影も手掛ける。近著に『京の祭と行事365日』(淡交社)がある。2011年からスタートした『風景写真』で旅をつづった連載に未発表の作品をプラスしたフォトエッセイ集『撮り旅』を刊行。続編の『もっと撮り旅』をニコンイメージングジャパン公式WEBにて掲載中。
-
「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」風景撮影の大半を担い
作品撮りレンズとして信頼できる標準ズーム -
「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」広角〜中望遠をカバーし
歩き回りながら被写体を探すのに適したズームレンズ -
「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」超広角で風景のスケール感を強調!
フィルターが使いやすいのも嬉しい -
「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」広い風景の中から主役をグッと引き寄せ
美しいボケや圧縮効果を引き出す望遠ズーム -
「NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1」広いズーム域で、とにかく軽い!
バスツアーや旅に持って行きたい1本
星野佑佳の「風景撮影」
推しレンズ5選
風景撮影では自分がそれ以上近づけない・遠ざかれないことも多いため、ズームレンズがベースです。それは写真を始めた頃から変わらず、ノートリミングで構図をきっちり作り込むことをモットーとしています。さらに最近では、タイムラプス動画に編集する際の画面比率のことも想定しながら撮るようにしているので、三脚の位置を変えずに、簡単に構図を変更できるズームレンズの便利さを改めて実感しています。
今回は、広角から望遠までの焦点距離域をカバーし、「被写体を探して歩き回る」という私の撮影に欠かせないレンズたちをご紹介します。
風景撮影の大半を担い
作品撮りレンズとして信頼できる
標準ズーム
「NIKKOR Z 24-70mm
f/2.8 S II」


NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II

使用頻度の高い24mm〜70mmをカバーする、私の風景撮影のベースとなるレンズです。
ズームレンズでありながら、解像感と柔らかいボケ味が得られ、「この1本があれば、妥協なく作品撮りができる」という信頼を寄せています。
逆光耐性が良く、画面隅々までシャープでありながら、柔らかみもある描写。最短撮影距離が短く被写体に近づけるため、クローズアップ撮影も可能です。また、広角端で遠景を撮影しても美しいボケ味を出すことができ、表現の幅を大きく広げてくれると期待しています。
広角〜中望遠をカバーし
歩き回りながら被写体を探すのに
適したズームレンズ
「NIKKOR Z 24-120mm
f/4 S」


NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

24mmから中望遠120mmまでをカバーできる使い勝手の良さで、広角による壮大な風景や、望遠で被写体を引き寄せるなど幅広く撮影できます。
そして約630gという軽さ。歩く距離が長くなりそうで荷物を減らしたい時や、人が多い場所や風が強い日などレンズ交換を避けたい状況では、このレンズ1本で勝負することも。
描写はカリッとシャープ、それでいて豊かなボケ味も得られます。また、ナノクリスタルコートとアルネオコートによる逆光耐性が素晴らしく、ゴーストやフレアも出にくいです。2枚目の写真では朝日に染まる桜並木と水面を撮影しましたが、繊細に描写することができました。
超広角で風景のスケール感を
強調!
フィルターが
使いやすいのも嬉しい
「NIKKOR Z 14-30mm
f/4 S」


NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

24mmよりもさらに広角で撮りたい時に出番なのがこのレンズ。主に14mm程度の超広角にして、風景の迫力を強調したい時、散った花びらや落ち葉など小さな被写体を強調したい時に使用します。描写は非常にシャープで、隅々まで精彩に写し取ることができます。
超広角ズームながら前玉が突出していないので、フィルターが使いやすいのも魅力的です。約485gと軽く、ポケットに入るほどコンパクトなので(落としたくないので入れませんが)、歩き回りながら撮影する上で本当に助かっています。
広い風景の中から主役をグッと引き
寄せ
美しいボケや圧縮効果を
引き出す望遠ズーム
「NIKKOR Z 70-200mm
f/2.8 VR S」


NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

地方撮影で一気に稼働率が上がるのが、この望遠ズームレンズです。山肌など遠くの被写体を主役に切り取ったり、桜並木が密集しているように圧縮効果を狙ったり。広い風景の中から特定の要素をグッと引き寄せて強調したいシーンで活躍します。
「風景の一部を切り取る」という点では120mm程度の中望遠で撮影してトリミングする選択肢もあるかもしれませんが、描写力の高いこのレンズによるキレの良さ・豊かなボケ味は圧倒的です。
三脚を据えてじっくり撮りたい時など、風景撮影の“切り札”として持っておきたいレンズです。
広いズーム域で、とにかく軽い!
バスツアーや旅に
持って行きたい1本
「NIKKOR Z 24-105mm
f/4-7.1」


NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1

広角から望遠までをカバーできる上に、約350gと非常に軽いのが大きな魅力。軽いカメラを持っている方にはバランスが良くおすすめです。バスツアーなど、様々な場所に移動しながら撮影する場合にも重宝します。
描写はとてもシャープ。風景全体をくっきり撮影する際はF8〜11まで絞り込むことをベースにしているため、開放F値が大きくても支障ありません。
また、最短撮影距離が短く(広角端で0.2m、望遠端で0.28m)、近距離での撮影が可能です。被写体に近づくことで背景を大きくぼかした表現も叶います。
「目の前に広がる風景の壮大さを伝える」「小さな被写体を主役にする」など、風景の撮影は多岐に渡ります。その表現を実現するために、レンズ選びは大切です。
天候や条件の違いで、同じ風景とは二度と出会えません。今回ご紹介したレンズが、あなただけの「一期一会の風景」を収めることに、少しでもお役に立てれば幸いです。
こちらもチェック!

被写体別・写真家の推しレンズ!
「風景」「ポートレート」「鉄道」「飛行機」「星空」。各被写体の撮影でプロの写真家が欠かせないレンズとは?彼らの推しレンズを紹介します。
「写真家の推しレンズ」TOPページへ
高性能保護フィルター ARCREST II(アルクレスト II)
大切なレンズを保護しながら、画像への影響を最小限にとどめる高い光学性能を実現!画質にこだわり、愛機を守る高性能保護フィルターをぜひお試しください。
「ARCREST II」スペシャルコンテンツへ







