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2026年度 第1回 TopEyeフォトコンテスト

2026年度 第1回 TopEyeフォトコンテスト

  • TopEye
  • 組写真部門 銀賞

組写真部門 入賞作品

総評

【昼の営み】
「街を撮影する際には、どこに視点を向け、何を切り取るのかという“街を編集する力”がとても大切です。この作品は、再開発が進む表通りと、昔ながらの雰囲気が残る裏天王寺の魅力を丁寧に拾い上げ、4枚の写真で街の個性を表現しています。また、街並みだけでなく、そこに暮らし行き交う人の姿を組み合わせることで、その場所の空気感や生活の様子まで想像が広がる構成になっています。全体的なモノクロの調子もすごくよくまとまっていますね。コントラストを強めながらハイライトをグッと明るくした仕上げによって、街の鋭さや強い日差しが美しく際立っています。実際にその場所を訪れたことがなくても、街の特徴や魅力を想像できる完成度の高い作品だと感じました」(秋山)

【訪れ】
「選考中にずっと気になっていた作品でした。日常の中でふと目にする光景や、何気ない変化を見逃さずに捉えた観察力が印象的な作品です。美しい光が差し込む瞬間や、普段とは少し違って見える景色など、カメラを持っていなければ通り過ぎてしまいそうな場面にしっかりと目を向けることができています。そうした瞬間を見つけ出すためには、常に周囲に意識を向け、小さな変化に気づく感性が欠かせません。この作品からは、作者の目が日頃から“カメラアイ”になっていて、光や天気の移ろいに敏感であることが伝わってきます。特に光の捉え方が巧みで、その場の魅力を自然に引き出している点も魅力的でした。これからもその感覚を大切にしながら、日常だけでなくさまざまな場所へ視野を広げて作品づくりをしていっていただきたいですね」(秋山)

【都市の呼吸】
「今回の応募作品全体を通して見ると、いわゆる街のスナップ写真は比較的少なかったため、そういう意味でもこの作品は特に目立っていました。特に、同じ場所を異なる状況で見せる定点観測的な手法を組み写真に取り入れた点が魅力的です。エスカレーターを捉えたカットでは、一人の場面と大勢の場面を対比させることで、同じ構図の中に変化や発見が生まれ、まるで間違い探しのようなおもしろさを感じさせます。また、ブレを生かした写真を組み合わせることで、都市のざわめきや混沌とした空気感も効果的に表現されています。組み写真ならではの見せ方を工夫し、それぞれの写真が互いに引き立て合う構成に仕上がっており、表現方法のアイデアがうまくハマった作品だと感じました」(熊切)