背景で印象の変わるコスモス花・植物
秋になったなあと感じさせてくれる被写体はたくさんありますが、そんな中でも風にそよぐ可憐なコスモスは、上位に入るのではないでしょうか。花だけを大きく捉えるだけではなく、周りの様子を取り込んで、「コスモスのある風景的」にまとめてみると素敵です。特に今回は、「背景」を考えながら作品作りをしてみました。
花のバランスのよさそうな一株を選んでみましたが、背景があまりきれいでない状況でした。このように背景をあまり見せたくない場合、望遠側で撮影することで大きめにぼかすのもひとつの方法です。また露出を思い切ってオーバーにして、ハイキー調にしてしまうと、より一層気にならなくなります。今回は花や茎の色が、ギリギリ残る程度のオーバーにしてみました。日中撮影のため、カメラは手持ちで撮っています。
撮影時のポイント
- 望遠ズームレンズの望遠側(200mm)の焦点距離
- ボケ効果を考えて絞りを開け気味(f/3.2)に設定
- 露出はオーバー(+3.0)にして撮影
撮影情報
撮影データ・使用機材
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
焦点距離:200mm
絞り値:f/3.2
シャッタースピード:1/1600秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:+3.0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 800
おすすめ機材
この被写体の撮影バリエーション
秋らしさというと青空と白い雲でしょうから、いわゆる適正露出で、きれいな青空と少しの雲を背景に取り入れてみました。自然の広がり感や、秋の空気感などが伝わるといいなと思います。青空のコントラストを高めるために、円偏光フィルターを使用しています。
青空もさることながら、この時期は稲の刈り入れ時でもありますから、下部に黄色い田んぼの様子などを入れて撮影してみました。広角ズームレンズの望遠側(34mm)を使って近づいた広角接写的な撮影ですが、背景の様子が何となくわかる程度の絞り(f/5)で表現してみました。
撮影・解説:芳賀 健二




