Nikon Imaging | Japan
ニコンイメージング会員の方は、5,000円(税込)以上のご購入で送料当社負担

単焦点レンズの魅力とは?3つのポイントと“初めて”にもおすすめの1本

単焦点レンズの魅力とは?3つのポイントと“初めて”にもおすすめの1本

1本で写る範囲を変えられる「ズームレンズ」も便利ですが、焦点距離が固定の「単焦点レンズ」には、開放F値が小さいという大きな利点があります。大きなボケ味、暗所での強さ、焦点距離に迷わず撮影に集中できる。3つのポイントを、フォトグラファー鎌田風花さんに教えていただきます。
記事の最後には、最初の1本としておすすめのレンズをAPS-Cサイズ用・フルサイズ用から厳選してご紹介。ぜひレンズ選びの参考にしてみてください。

鎌田風花(フォトグラファー)

鎌田風花(フォトグラファー)

ナチュラルで透明感のある風景写真やポートレートを得意とし、暮らしや日々の小さな幸せを写真で表現することを大切にしている。家族写真の出張撮影や写真セミナーの講師、広告撮影などを中心に手掛けている。ニコンカレッジ講師。

ショート動画でポイントをチェック!

「単焦点レンズの魅力」をショート動画でも紹介しています。ぜひご覧ください。

単焦点レンズの3つの魅力

F値が小さい単焦点レンズは、美しく大きなボケが生まれ、暗所でも明るく撮れるため、撮影できるシーンが広がります。

①美しい「ボケ」が主役を際立たせる

ズームレンズでF4.5で撮影

NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1
F4.5(焦点距離40mm時)

単焦点レンズでF2で撮影

NIKKOR Z 40mm f/2
F2(焦点距離40mm時)

鎌田:私は主役をはっきりと浮かび上がらせたい時に単焦点レンズを使います。
2枚の写真は、同じ場所からズームレンズ(前)と単焦点レンズ(後)で撮影したものです。F値が小さくなるほど背景は大きく柔らかくボケ、主役の花が際立ちます。その場の空気感を活かしながら、主役に自然と目が留まる、気持ちの良い印象を与えてくれます。

被写体の背景と手前をぼかした作例

NIKKOR Z 40mm f/2

前ボケの作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

背景だけでなく、手前をぼかすこともできます。手前の花や葉をあえてぼかすことで奥行きが生まれ、被写体の前後をボケで挟むことでより引き立ちます。
屋内は撮影スペースが限られることも多く、手前までこれだけ柔らかくぼかすには単焦点レンズが頼りになります。

②暗いシーンもきれいに撮れる

暗いシーンの作例

NIKKOR Z 40mm f/2/F2・1/125秒・ISO200

暗いシーンの作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7/F1.7・1/60秒・ISO400

鎌田:夕暮れや夜の街並み。F値が小さいことで露出を確保でき、暗所でも繊細に描写できます。
上の写真では街並みも黒つぶれせず、街の夕暮れの雰囲気を丁寧に表現できました。この時は、マジックアワーを咄嗟に撮影。F値が小さいとシャッタースピードを速めることができ、手持ちでもブレずに撮影できます。

街灯を玉ボケにした作例

NIKKOR Z 40mm f/2

街灯を玉ボケにして背景に入れることで、主役の花が幻想的な雰囲気に包まれました。F値が小さいほどボケは大きくなり、玉ボケの存在感が際立ちます。

③「何mmにしようか」を迷わず撮影できる

猫の一瞬の姿を撮影した作例

NIKKOR Z 40mm f/2

猫の一瞬の姿を撮影した作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

鎌田:動き回る動物の撮影では、被写体検出を「動物」に設定して、動きを読みながら待つのがコツです。単焦点レンズなら「何mmで撮るか」と迷わないので、シャッターチャンスに集中できます。
目の前の光景や瞬間を切り取るスナップ撮影にも、単焦点レンズは活躍します。

初めての単焦点におすすめのレンズ

初めての単焦点におすすめのレンズ

様々な焦点距離のレンズがありますが、自分が「よく撮るもの」「撮りたいもの」をイメージして選ぶのがポイントです。初めての単焦点としては35mm〜50mm程度の普段目で見ている景色と近い画角のレンズがおすすめ。花や料理、日常のスナップ撮影などに使いやすいです。
>焦点距離と画角の関係はこちら

その中でもイチオシなのが、APS-Cサイズ(DXフォーマット)には「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」、フルサイズ(FXフォーマット)には「NIKKOR Z 40mm f/2」です。

APS-Cサイズ「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

鎌田:何と言っても、開放1.7という明るいF値と小ささが魅力です。約135gと軽量コンパクトで、カメラに付けたままバッグにすっぽり入ります。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 で夜に撮影した作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 で暗所で撮影した作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

APS-Cサイズ用の24mmは、フルサイズでいう36mm相当(35mm判換算)。どんなところにでも持ち歩ける上に、室内や夜など光が少ない場面でも露出を確保でき、撮影の幅が広がります。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7で被写体に近づいて撮影した作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7で被写体に近づいて撮影した作例

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

最短撮影距離0.18mと被写体に大胆に近づけるのも嬉しいポイント。近づくほど背景は大きくボケ、小さな被写体を際立たせることができます。
開放F1.7によるボケは美しく、ピント面はシャープに写る、「単焦点レンズ」ならではの表現を存分に楽しめますよ。

フルサイズ「NIKKOR Z 40mm f/2」

NIKKOR Z 40mm f/2で寄って撮影した作例

NIKKOR Z 40mm f/2

NIKKOR Z 40mm f/2で引いて撮影した作例

NIKKOR Z 40mm f/2

鎌田:40mmは、少し動くだけで寄りも引きも撮りやすいのが魅力です。その使いやすさから私は普段、カメラにNIKKOR Z 40mm f/2を付け、スナップからポートレートまで幅広いシーンを撮影しています。

NIKKOR Z 40mm f/2で手前をぼかした作例

NIKKOR Z 40mm f/2

NIKKOR Z 40mm f/2で暗所で撮影した作例

NIKKOR Z 40mm f/2

描写は、ボケが柔らかく、それでいてピントの合った部分はクリア。その場の空気感まで写し取ってくれる素直な描写が好きです。
暗い時間帯でもシャッタースピードを確保しやすく、手持ちでもブレを抑えて撮影できます。街灯の光や建物の陰影もしっかり描写され、夜の情感が伝わります。

NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

このレンズのもう一つの魅力が、約170gという軽量・コンパクトさ。気軽に持ち出せるので気に入っています。「NIKKOR Z 40mm f/2 (SE)」という、Zf/Zfcにマッチするデザインもあります。

まとめ

鎌田:大きなボケが得られ、暗所にも強く、焦点距離に迷わず撮影できる単焦点レンズ。
光や瞬間を捉えることに集中でき、ボケなど表現の幅が広がり、1枚の写真に向き合えることが「撮る楽しさ」に繋がっています。ズームはできなくても、自分が動くことで被写体との距離感を自然と体で覚えていくことにもなります。
皆さんもぜひ、単焦点レンズでの撮影を楽しんでくださいね!

おすすめ機材

NIKKOR Z 40mm f/2

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7

開放F値1.7の明るさで美しいボケ味が得られる、APS-Cサイズ対応の単焦点レンズ。約135gと軽量・小型で、様々なシーンに持ち出して撮影を楽しめます。

製品の情報はこちら

NIKKOR Z 40mm f/2

NIKKOR Z 40mm f/2

開放F値2の明るさと汎用性の高い40mmの画角で、ボケを活かした表現が楽しめる、フルサイズ対応の単焦点レンズです。約170gと軽量・コンパクトで、気軽に持ち歩き、幅広いシーンで活躍します。

製品の情報はこちら

Photographer

鎌田風花(フォトグラファー)
Photo: 鎌田風花(フォトグラファー)

2017年よりフォトグラファーとして活動開始。優しい光をまとった、ナチュラルで透明感のある風景写真やポートレートを得意とし、暮らしや日々の小さな幸せを写真で表現することを大切にしている。家族写真の出張撮影や写真セミナーの講師、広告撮影などを中心に手掛けている。ニコンカレッジ講師。