<コスモス>可愛らしくも儚い、秋の花写真
秋の訪れを感じられる花であり、「可愛らしさ」と「儚さ」の両方の魅力を併せ持つ、コスモス。風に揺れる姿には繊細さを、群生して咲く姿には生命力を感じます。光を浴びたときの透明感も印象的です。ただ花だけを捉えるのではなく、風や光、空気感まで含めて、その瞬間の美しさを切り取るようにシャッターを切ってみてください。

ピンク色のコスモスに青空を組み合わせた、可愛らしく明るくポジティブな印象の1枚。たくさんのコスモスが咲く場所では、すぐにカメラを構えるのではなく、まずは目視で花畑をよく観察し、主役にしたい一輪を探します。そこから、カメラのアングルやポジション、距離感、前ボケの有無などを決めていくとスムーズです。
周囲よりも背の高い一輪を見つけたら、カメラを低い位置から見上げるように構え、青空に向かって咲く姿を切り取ります。カメラのバリアングル式画像モニターを活用すると、ローアングルでも無理な姿勢をとらずに撮影できます。青空を鮮やかに写すために、太陽を背にして順光で撮影。コスモスを画面いっぱいに入れすぎず、空を広く写し、開放感をプラスします。やわらかくパステル調に描けるイメージングレシピ「Hidamari Color by Haruka Koharu」を適用し、全体を優しい雰囲気にまとめています。
コスモスは茎や花びらが繊細です。花畑の中に無断で入り込んだり、手や機材で花を傷つけたりしないよう配慮し、ありのままの美しさを大切にしながら撮影を楽しみましょう。
撮影時のポイント

- 目視で主役にしたい一輪を選ぶ
- バリアングル式画像モニターを活用し、ローアングルで構える
- 太陽を背にして順光で撮影する
- 空を広く写し、開放感を出す
- イメージングレシピ「Hidamari Color by Haruka Koharu」を適用し、優しい雰囲気に仕上げる
撮影情報

使用機材・撮影データ
- カメラ:Z50II
- レンズ:NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR
- 焦点距離:50mm(35mm判換算:75mm相当)
- 絞り値:f/4.5
- シャッタースピード:1/1000秒
- ホワイトバランス:オート
- 露出モード:絞り優先オート
- 測光モード:マルチパターン測光
- 露出補正:+0.7段
- フォーカスモード:AF-A
- ISO感度:100
- ピクチャーコントロール:Hidamari Color by Haruka Koharu(小春ハルカオリジナルレシピ)
イメージングレシピ:クリエイターやニコンオリジナルの色設定を公開しており、レシピとして保存できます。
※イメージングレシピは、フレキシブルカラーピクチャーコントロール対応の機種のみご利用いただけます。
おすすめ機材

Z50II
上位モデルから継承した強力なAF性能や、高輝度EVFなど、APS-Cサイズ/DXフォーマットながら多彩な機能がぎゅっと詰まった一台。自分らしさを色で表現できる「イメージングレシピ」に対応。

NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR
ボケを活かした表現、暗所でも解像感の高い描写で幅広い被写体の撮影が楽しめる、開放F値2.8一定のDXフォーマット大口径標準ズームレンズ。汎用性の高い焦点距離範囲をカバーし、ポートレートから広大な風景まで、さまざまな被写体やシーンを1本で撮影可能。
撮影バリエーション

逆光を利用すると、花びらが透け、コスモスの繊細さや透明感がより一層際立ちます。花びらが重なり合うことで生まれる影を捉えられるのも魅力です。
一輪だけまっすぐこちらに向かって咲くコスモスにぐっと近づいて撮影。レンズのF値を最も小さい値(開放F値)に設定し、背景を大きくぼかして主役の一輪を強調します。背景に青空と緑の2色をバランスよく配置することで、コスモスのピンク色をより印象的に描いています。

一輪の花ではなく、色とりどりのコスモスが重なり合って咲く様子を切り取ることで、群生ならではの華やかさや奥行きを表現できます。ズームレンズの望遠側(焦点距離50mm、35mm判換算:75mm相当)を使い、真ん中奥にあるピンク色の花にピントを合わせ、手前のオレンジ色のコスモスをふんわりと前ボケに。望遠側で撮ることによる圧縮効果で、前後の花の距離が縮まり、花の密度が高まります。




