<海のキラキラ玉ボケ>反射する光を美しく描く海写真
水面に反射した光が玉ボケとなってキラキラと輝く、海の写真。美しく捉えるポイントは、「光の角度」と「水面の状態」です。水面に反射する光の形は刻一刻と変わり、同じ輝きは二度とは現れません。その偶然性こそが、写真に儚さや記憶といった余韻を宿します。光を受けて海がきらめく瞬間を逃さず、その空気ごと写し取るようにシャッターを切ってみてください。

光は完全な逆光ではなく半逆光を狙うと、光のきらめきを強調しつつ、被写体の明るさや質感を残すことができます。事前に天候を確認し、強い直射光が得られそうな日を選びます。場所は港や防波堤などの、波が穏やかで細かい光の反射が生まれる場所がおすすめです。
今回は、半逆光を狙える時間帯に防波堤で撮影。水面のキラキラが被写体の背景にくるように位置取りをしたら、カメラのF値を小さく設定し、できるだけ被写体に近づいて玉ボケを作ります。ファインダーや画像モニターで玉ボケの出方を確認しながら、自分が美しいと思う位置やアングルを探し、微調整を重ねながら納得いくまで撮影を繰り返します。
顔や表情を写さず足元だけで空気感を表現することで、見る人が情景を想像できる余白を残しました。きらめく玉ボケを背景にすることで、儚さや透明感のある1枚に。
撮影時のポイント

- なるべくF値の小さいレンズを選び、F値を小さく設定する
- 波が穏やかで細かい光の反射が出る防波堤で、半逆光を狙える時間帯に撮影
- 水面に光が反射した箇所が背景になる位置に、モデルに座ってもらう
- モデルの足元に近づいて、靴にピントを合わせる
- 美しい玉ボケになるまで撮影位置やアングルの微調整を重ねる
撮影情報

使用機材・撮影データ
- カメラ:Z50II
- レンズ:NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
- 焦点距離:24mm(35mm判換算:36mm相当)
- 絞り値:f/1.8
- シャッタースピード:1/4000秒
- ホワイトバランス:オート
- 露出モード:絞り優先オート
- 測光モード:マルチパターン測光
- 露出補正:0段
- フォーカスモード:AF-A
- ISO感度:100
おすすめ機材

Z50II
上位モデルから継承した強力なAF性能や、高輝度EVFなど、APS-Cサイズ/DXフォーマットながら多彩な機能がぎゅっと詰まった一台。自分らしさを色で表現できる「イメージングレシピ」に対応。

NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
開放F値1.7の明るさと小型・軽量を両立した、APS-Cサイズ/DXフォーマットの単焦点レンズ。背景を大きくぼかして被写体を際立たせたり、最短撮影距離0.18mを活かして被写体に大胆に近づいた撮影ができたりと、幅広いシーンで活躍する一本。
撮影バリエーション

ガラスやビニールなど、光を透過、反射する素材を加えることで、水面のきらめきとは異なる光の表情を演出できます。グラスの中に小さなパールと造花の花びらを入れ、カメラを持つ手とは反対の手で持って撮影。水面のキラキラに、ガラスの透明感やパールへの反射、花びらのやわらかな色味を重ね、表情豊かに描写しています。

クロスフィルターを使用すると、光のきらめきを視覚的に強調でき、より印象的な1枚に仕上がります。夕方の光を取り入れることで、ドラマチックな表現も。拡散するきらめきを、あえて顔に重ねることで、想像力をかきたてるような写真にしています。通常の玉ボケとは異なる表現を楽しんでみてください。




