カメラ内部にはイメージセンサーとレンズの間に「シャッター幕」があり、「シャッタースピード」とは、シャッター幕が開いている時間のことを指します。
シャッタースピードによって、動く被写体をブレずにピタッと止まった状態で写真を撮れたり、例えば海の波などの写真において、表現を大きく変えたりすることができます。
シャッタースピードをコントロールすることで、写真表現の幅がぐっと広がります。
シャッタースピードとは、カメラ内部のシャッター幕が開いている時間のことで、イメージセンサーに光があたる時間の長さを指しています。
1/1000、1/250、1/60、1、2…のように表される数値の単位は「秒」で、1/1000なら1/1000秒となります。数値が小さいほどシャッタースピードは速く、数値が大きいほどシャッタースピードが遅くなります。
シャッタースピードが速いほど、イメージセンサーに光があたる時間は短くなるため、それだけカメラに取り込む光の量は少なくなります。そのためISO感度やF値で調整しない限り、写真は暗く写ります。
反対にシャッタースピードが遅いほど、光をたくさん取り込むことになるので明るく写ります。ただし、シャッターが開いている時間が長いため、手ブレや被写体ブレがしやすくなります。
明るさに加えて、写真表現においてもシャッタースピードが関係します。シャッタースピードによって、動く被写体の写りかたが変わります。
シャッタースピードが速いということは、シャッター幕が開いている時間が一瞬になるので、被写体の前後の動きの光はカメラに入りません。そのため、動きを止めたように写せます。
シャッタースピード:1/2000秒。波の動きや水しぶきが飛び散る“瞬間”が写っている。
シャッタースピードが遅いということは、シャッター幕がそれだけ長く開いているということ。その間に動いた被写体の光が軌跡として記録されるため、被写体がブレて写ったり、流れるように写ったりします。
ひとつの写真表現として、あえてシャッタースピードを遅くして撮影した写真も素敵です。
シャッタースピード:1/30秒。波が流れるように写っている。
カメラ上部にある【撮影モード切り換えレバー】を回し、撮影モードを「Sモード(シャッター優先オート)」または「Mモード(マニュアルモード)」に設定します。
「AUTOモード」や「Aモード(絞り優先オート)」だと手動でシャッタースピードを変更することはできないので、注意しましょう。
シャッタースピードは【メインコマンドダイヤル】または、機種によって【シャッタースピードダイヤル】を回して設定します。タッチパネルでも操作が可能です。
シャッター幕が開いている間にカメラや被写体が少しでも動くと、光がその分「線」(軌跡)になって写るため、ブレているように見えます。ブレずに撮影するには基本的に以下を意識して撮影しましょう。
●シャッタースピードを速くする
動く被写体の場合は、被写体がブレない程度までシャッタースピードを速くします。
●カメラが動かないようにする
カメラを手に持って撮影する場合は、脇をしめて、首や肩にかけたカメラストラップがピンと張る状態にしてカメラを構え、カメラが動かないよう安定させます。または、三脚などでカメラを固定してブレを防ぎます。
●手ブレ補正機能をONにする
ニコンのカメラには、手ブレを軽減する「手ブレ補正」機能が搭載されています。手持ち撮影の場合は、「手ブレ補正」機能を【ON】にしましょう。