被写体を画面の中心に配置する「日の丸構図」。主題が一目で伝わる、安定感のある写真に仕上がる構図です。ミニマルでおしゃれな雰囲気をプラスしたいときは、周りをシンプルに整理し余白を意識してみてください。日の丸構図はシンプルな分、わずかな傾きでも違和感が出やすいのが特徴。カメラの画面にグリッド線や水準器を表示させ、中央や水平を意識しながら撮影すると、バランスの整った1枚に仕上がります。
日の丸構図との相性がいい被写体は、丸い形で目立つ色のもの。F値の低いレンズを使用し、もっとも小さいF値(開放F値)に設定して撮影すると、前ボケや背景ボケが生まれ、主役をハッキリと浮かび上がらせることができます。
今回は、たくさんの花が咲く中で、一際大きく咲く一輪のひまわりを主役に、日の丸構図で撮影しました。カメラの画面にグリッド線を表示させ、主役のひまわりが中心にくるように配置します。ややローポジションにカメラを構え、背景の空と花畑が約半分ずつの構図になるように調整。手前に前ボケとなる花を入れ、奥行きをプラスしています。ひまわりの陰影や青空とのコントラストを美しく見せてくれる、サイド光を狙って撮影しました。
グリッド線に加えて水準器も表示させ、水平が取れているかを確認しながら撮影するとより安心です。主題との距離感やアングルに変化をつけると、同じシーンや被写体でも印象の異なる1枚を撮影できます。
フィルムカメラ「FM2」の象徴的なデザインを受け継いだ、撮る楽しみに加えカメラを持つ楽しみにもこだわったAPS-Cサイズのミラーレスカメラ。気軽に持ち歩ける小型・軽量ボディー。
午後のやわらかな光が差し込む、「おやつの時間」の穏やかで温かい空気感を表現した1枚です。ケーキが乗った丸いお皿を日の丸構図で配置し、俯瞰気味に撮影。ケーキの断面が見える、真上すぎない角度にするのが、美味しそうに見せるポイントです。フォークを添えることで、ふとした日常の一コマを切り取ったような雰囲気に。背景をテーブルのみに整理しミニマルにすることで、ケーキに乗ったいちごの赤色がアクセントとして引き立っています。
日の丸構図は、ポートレートでも効果的。被写体を画面の中心に配置すると、その人自身の存在感や内面、魅力をまっすぐに伝えることができます。カメラの画面にグリッド線を表示させ、被写体の顔が中心にくるように配置します。ポートレートを日の丸構図で撮影する場合、真正面に立ってもらうと写真が硬くなりがちです。モデルに少し角度をつけて立ってもらったり、自然な仕草をしてもらったりすると、やわらかく印象的な1枚に仕上がります。