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<ニコンサロン>
伊藤 昭一
叢草の舟

<ニコンサロン> 伊藤 昭一 叢草の舟

会期

2026年10月27日(火)~2026年11月9日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

十四年前に東京都から鳥取県に移り住んだ。以来、生活圏である県西部を中心に、山陰地方の風景を撮りつづけている。
撮影地の多くは、米子市から境港市に伸びる弓浜半島とその北側の島根半島だ。前者は国引きの神話で土地を引いた綱が変化したものといわれ、東側に日本海を臨む砂浜が広がっている。灘と呼ばれるそこには、植物が群生し、埋もれるように数艘の舟がまばらに棄てられていた。砂と植物に覆われ、塚のようにみえるものもあった。
季節を重ねて、灘を撮りつづけた。隣接する松林と道路の向こうには空港とその用地がある。かつてそこに町があったことを知ったのは最近のことだ。その来歴や神話に導かれた、というのは安直すぎるだろう。
灘を含む二つの半島の水辺や叢草の茂る場所には、今も飽きることなく訪れている。私の視線を奪いつづける山陰とは何か。写真を通じてみつめ、問いつづけたい。

(伊藤 昭一)

プロフィール

伊藤 昭一(いとう しょういち)

1962年、大阪府生まれ。
関西で活動後、2004年上京。夜の写真学校、街道塾に参加。2012年鳥取県米子市に移住。山陰地方の水辺と叢草の茂る場所を撮る。

個展
2008年
「遠い私」PLACE M(東京・新宿)
2009年
「私の東京」epSITE(東京・新宿)
2010年
「かじまや」ギャラリーわをん(東京・王子)
「遊びの場所」ギャラリーわをん(東京・王子)
「迷鳥」ギャラリーわをん(東京・王子)
2014年
「海を見つめて」コミュニティプラザ百花堂(鳥取・米子)
「はざかい」永瀬ミニギャラリー(鳥取・米子)
2015年
「海と雑草」コミュニティプラザ百花堂(鳥取・米子)
2016年
「すみかと観測」ハートランドマミー(鳥取・米子)
2019年
「留鳥」丸京庵市民ギャラリー(鳥取・米子)
2021年
「鳥がみつける」汽水空港(鳥取・湯梨浜)
2022年
「迷鳥」蒼穹舎(東京・新宿)
「迷鳥」コミュニティプラザ百花堂(鳥取・米子)
「迷鳥」ループハウス101(島根・松江)
2025年
「叢草の舟」蒼穹舎(東京・新宿)
2026年
「叢草の舟」四日市水槽(鳥取・米子)

写真集など
2012年 個人写真誌「迷鳥+」創刊(2023年8月10号)
2019年 写真集『留鳥―RESIDENT BIRDS』(蒼穹舎)
2022年 写真集『迷鳥』(蒼穹舎)
2025年 写真集『叢草の舟』(蒼穹舎)