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<ニコンサロン>
佐々木 隆宣
Nowhere, yet everywhere.

<ニコンサロン> 佐々木 隆宣 Nowhere, yet everywhere.

会期

2026年10月13日(火)~2026年10月26日(月) 日曜休館

10:30~18:30(最終日は15:00まで)

開催内容

この作品を撮り始めたきっかけは、一昨年の夏に過労で倒れた経験にある。首のまわりが痺れ始め、身体が徐々に自分のものではなくなっていく感覚に襲われた。その瞬間、「人はこうやって死んでいくのだ」と死のプロセスを感じ取った。このまま命が尽きたとしても、自分の存在がどこかに残るのだろうか。そんな問いと同時に、死への恐怖が溢れてきた。そこで人に聞いてみることにした。東京にいる友人やSNSで知り合った人たち、死に関係する土地を回って、死生観について聞いて写真を撮った。インドのバラナシで死体が焼かれてその灰をガンジス川に流している真横で、男性が体を洗っているのを見た時、何かを感じた。死は生に繋がっていて、生もまた死に繋がっている。死に対する考えは、平等に正解でもあり間違いでもある。生や死はこうであるという決めつけから解放されてみる。今その境地を得て、漠然とあった死への恐怖が少し和らいでいるのを感じている。

(佐々木 隆宣)

プロフィール

佐々木 隆宣(ささき たかのぶ)

1990年、大阪府生まれ。
大学卒業後、出版社に入社し編集者として誌面制作や企画に携わる。2022年11月に独立したタイミングで本当にやりたかったことは何かと考え、写真を生業にすることを決意。フリーのフォトグラファーとして活動を開始した。独学で写真を学びながらSNSを中心に写真を発表し、総フォロワーは20万人を超える。