<ニコンサロン>
須藤 明子七雪 -Nanayuki-
会期
開催内容
早朝起きてまだ薄暗い時間に外に出てみる
とても静かで自分の足音が響く
夜のうちに降り積もった雪には鳥の足跡しかついていない
今夜の宿までの道を確認して、身支度を整える
さあ出発 陽が落ちるまで
歩き出すと 目の前の世界が動き出し 時間が重なっていく
2025年の1月で青森を再び歩き始めてから5年が経った。最初に三沢の友人の家を出発してから13年が経ったということになる。そして、その間私はただただ歩いた。ただそれだけだった。朝、宿で食事をとった後、次の宿まで毎日毎日少なくとも6−7時間カバンを背負って歩く。ひたすら歩くのだ。寒い冬、雪の中をズンズンと歩けば歩くほど自分の中身が不思議に空っぽになっていった。それはとても心地の良いことで、同時に頭もどんどんと冴えていった。そういう時は、見えているものはもちろん、見えているようで見えていないもの、もしかしたら見えていない何かまで、向こうから次々と現れるものを拾い集めることができた。
気にも留めなかったような場所を見える世界に再現してみることができたであろうか
見ていても気がつかなかった時間を見える世界に蘇らせることができたであろうか
撮影場所 青森県全域
撮影時期 2011-2012 2020-2025
(須藤 明子)
プロフィール
1974年 東京都生まれ
1998年 日本女子大学文学部卒業
2005年よりフリーランス
主な個展
2005年 フォトプレミオ「間-inbetween-」コニカミノルタプラザ
2007年 「邂逅」キヤノンギャラリー銀座・札幌・福岡
2009年 「cuba」プレイスM
2011年 JUNA21「encounter」新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン
2013年 「白く静かな空の下」コニカミノルタプラザ
2014年 「夏の終わり-シベリア サハリン」プレイスM
2016年 「to Lhasa」銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン
2020年 「Northeast China」プレイスM
2020-2022 「南風」1〜3 蒼穹舎
2024-2025 「七雪」1〜2 蒼穹舎
写真集
2016年 「go to Lhasa」蒼穹舎
2024年 「七雪」蒼穹舎



