はじめまして。東京や神奈川を拠点に活動しているszuna(@_szuna)です。
2020年に写真を本格的にはじめようと一眼レフカメラD7500を購入し、風景やスナップなど幅広く撮影してきました。
その中でも特に好きなのが「夜景」です。肉眼では見えない世界が写し出されることに、スマホとの大きな違いを感じ、撮影にのめりこみました。
この記事では、これまで撮影してきた中から厳選した、2大都市【東京・横浜】のオススメ夜景スポットを紹介したいと思います。
【東京・横浜】のオススメ夜景スポット7選
「東京」と「横浜」の2つのエリアは、どちらも特徴的な建物が多いのが魅力的です。東京であれば日本を代表する2つのタワーがあり、横浜であればみなとみらいやランドマークタワー、大観覧車…等々。
今回は都市を代表するような夜景を含めた、7つのスポットを紹介します。


夜景撮影の機材
- カメラ:高感度耐性に優れ、白とびや黒つぶれしにくいダイナミックレンジの広いカメラがオススメです。その点、Nikonの機材は夜景撮影に最適で、暗所での描写力の高さも◎。
- レンズ:より多くの街明かりを入れて輝きを表現するには、広角14mm程度~標準域が適しています。展望台から一部をクローズアップしたり、圧縮効果を生かしたい場合には、望遠もあると便利です。また、隅々まで解像するレンズであれば、撮影後のデータを見たときに感動すると思います。
- 三脚:夜景撮影で三脚を使用すると、手ブレを気にせず露出時間を長くできます。私は「Manfrotto MKELMII4RD-BH」という、軽量化と安定性が両立しているものを愛用しています。ただし、三脚禁止のところもあるため、事前に確認しましょう。
【東京・新丸ビル】レトロな東京駅と近未来の共存
東京駅の目の前に建つ「新丸ビル」からは、レトロな造りの駅舎と、その背後に近未来的なビルが見え、2つの時代を感じられます。
撮影のポイント
- 場所:7階屋外テラスの東京駅側。
- 天気や時間:晴れていて奥のビルまでしっかり見える条件で、完全に暗くなってからが、夜景が際立ちます。
- 機材や設定:焦点距離は広角~標準域で、建物が収まるよう広めに撮影(写真では35mm判換算30mm)。三脚は禁止なので手持ちで。全体がくっきり写るように絞るため、シャッタースピードは手ブレしないギリギリまで遅くしています(写真ではF7.1・1/1.7秒・ISO320)。
- 構図:テラスの立ち位置で、駅と奥のビルの重なり方が変わるため、中央に主題の2つがそろうように調整します。
新丸ビル
東京都千代田区丸の内1-5-1
https://www.marunouchi.com/building/shinmaru/注意点:三脚は禁止です。長時間同じ場所を占有しないなど、他の方の迷惑にならないようにしましょう。
【東京・SHIBUYA SKY】スクランブル交差点を空撮のように
渋谷スクランブルスクエアの展望施設「SHIBUYA SKY」では、スクランブル交差点をほぼ真上から見ることができ、東京タワーなどの東京らしい眺望も楽しめます。特に交差点をドローンのような高さから撮影できるところに魅力を感じています。
撮影のポイント
- 場所:46階の屋内展望回廊「SKY GALLERY」の交差点方面。
- 時間:夕方から入ると、夕景~夜景を撮影できてオススメです。
- 機材や設定:46階の屋外エリアや屋上は三脚の使用不可ですが、46階の屋内展望回廊は三脚の持ちこみが可能です。上の写真では三脚を使用し、F9と全体をシャープに、1/1.3秒で撮影しました。焦点距離は、街全体を写すには20mm以下、交差点のみを写すのであれば標準域が適しています。
- 構図:展望施設の床が入らないようにしながら、スクランブル交差点と街並みすべてが写るように画角を固定。歩行者用信号が青になったタイミングを狙い、人が行き交う交差点らしい瞬間を切り取りました。
SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)
東京都渋谷区渋谷2-24-12
https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/
※入場料がかかります。詳細はHPをご確認ください。注意点:長時間同じ場所を占有しないなど、他の方の迷惑にならないようにしましょう。また、46階の屋外エリアや屋上では三脚は持ちこみ禁止です。屋外や屋上への持ちこみ禁止物についてはこちらをご確認ください。
【東京・札の辻歩道橋】シンボル・東京タワーと街の情景
JR田町駅すぐの三田通りに出ると、東京タワーが目の前に現れます。展望台から見るのとはまた違い、東京タワーと道路を走る車や人との大きさの対比がおもしろいポイントです。車の交通量が多いのも東京らしさを感じます。
なお、東京タワーは時期によって点灯パターンが変化するのも特徴です。私はすっきりした印象の夏バージョンを好んで撮影しています。
※東京タワーのライトアップの種類についてはこちら
撮影のポイント
- 場所:札の辻歩道橋の上。ビル群の間から極力東京タワーが見える位置に。
- 天気や時間:快晴時は街全体をくっきりと描写でき、雨であれば傘を持った人たちが横断歩道に写りこみ、それもまた画になります。ただし、雨が強すぎると東京タワーが霞んでしまうので要注意。時間は空が完全に暗くなったほうが、タワーや車の明かりが際立ちます。
- 機材や設定:タワーを大きく写し、圧縮効果を生かすには望遠が適しています(写真では185mm)。なお、車の動きを止めて写す場合には、F値を小さく・ISO感度を上げることで手持ちでも撮影できます。
- 構図:奥行き感を出すために手前に2つの道路標識の看板、奥に東京タワー、対比として右下に横断歩道を渡る人を入れています。タイミングは、歩行者用信号が青になり、人がぽつんといる瞬間です。
札の辻歩道橋
東京都港区芝 札の辻交差点
注意点:歩道橋の撮影は、安全を確保した上で、周囲の邪魔にならないよう注意しましょう。
※札ノ辻歩道橋は2024年1月現在、撤去され同ポジションでの撮影ができません。
【東京・浅草寺】異世界の入り口のようなリフレクション
浅草寺のまわりは大きな水たまりができる箇所が多く、雨の日には朱色が印象的な反転世界が現れます。
撮影のポイント
- 場所:宝蔵門前~本堂前など。
- 天気や時間:雨の日に、完全に空が暗くなってからがオススメです。
- 機材や設定:スケールの大きな建造物を写し入れるには20mm以下の超広角域が望ましく、隅々までくっきり写すためにF11程度に絞ります。三脚は使用しなくても撮影できますが、使用する場合は水面がブレないように遅すぎには注意。私は遅くしても4秒程度にしています。
- 構図:縦構図で、境界を中央に対称を意識することで、鏡のような非現実的な世界観になります。人がいないタイミングを狙い、主題の浅草寺だけを主張するのもポイントです。
門や本堂、五重塔など、さまざまなリフレクション撮影が楽しめます。
浅草寺
東京都台東区浅草2-3-1
https://www.senso-ji.jp/注意点:寺や周囲の迷惑にならないようにしましょう。三脚の使用は、参道上はNGですが、それ以外の裏側など参道から外れた場所であれば使用可能です。
【東京・歌舞伎町】ゲームの世界のようなネオン街
新宿・歌舞伎町は、普段の街では見られないほどの看板の数が、そして歌舞伎町のシンボルでもあるアーチが非日常感をより醸し出しています。
撮影のポイント
- 場所:歌舞伎町一番街のアーチ前。
- 天気:雨の日は、ネオンの路面反射で輝きが増します。
- 機材や設定:道路の反対側から標準域がちょうどいいです。通行量が多く手持ちでの撮影となり、行き交う人がブレないようにするためにも1/100秒以上は確保します。
- 構図:主題であるアーチを左右中央に配置し、路面の光の反射を生かすよう縦の位置を調整します。横断歩道上に人が入るとそちらに視線がいってしまうので、アーチとその奥の街が際立つよう、なるべく人のいないタイミングを狙うようにしています。
新宿歌舞伎町東京都新宿区歌舞伎町1丁目
注意点:車通りも人通りも多いので、安全をしっかり確保し、周囲の迷惑にならないようにしましょう。
【横浜・横浜ランドマークタワー】みなとみらいをより高い視点で
横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」は地上273m。より高い位置からみなとみらいを見渡せます。夜景はもちろんですが、富士山が見えることも。
撮影のポイント
- 場所:横浜ランドマークタワー69階展望フロア「スカイガーデン」から。
- 天気:晴れていれば、みなとみらい全体がくっきり写ります。
- 機材や設定:20mm以下の超広角域でより広く、F9~11程度で隅々まで描写するのがオススメです。イベントや混雑時を除き、三脚は使用できるため、露出時間も長くできます。なお、明るい横浜の夜景を長時間露出しすぎると白とびするため、上の写真では8秒で撮影した2枚を比較明合成しています。
- 構図:上の写真は花火大会のときに撮影したものですが、大きな花火を取り囲むように、超広角で対岸まで写しこみました。下の写真では、道路の光跡を主題にするため、ストレートに伸びる道路を画面の対角上に走らせています。
横浜ランドマークタワー
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
https://www.yokohama-landmark.jp/
※詳細はHPをご確認ください。注意点:他の方の迷惑にならないようにしましょう。普段は三脚の使用が可能ですが、イベントや混雑時は三脚禁止になることもあります。
【横浜・中華街】雨の日はより異国情緒が漂う
みなとみらいからほど近い「横浜中華街」は、別世界に来たような感覚。夜にはさらに異国情緒が漂います。中華街大通りはタイル張りで、雨の日には独特なリフレクションが現れるのも魅力です。
撮影のポイント
- 場所:中華街大通り。1枚目は萬珍樓本店前、2枚目はその反対側を向いてチャイナスクエア内を写しました。
- 天気:雨の日の路面反射により、非日常感が増します。
- 機材や設定:建物の高さや奥行きは24mm以下の広角域で強調します。手持ちでの撮影になるため、手ブレしないシャッタースピードに設定しましょう。
- 構図:リフレクションがしっかり入るように、極力地面にカメラを近づけます。非日常感を出すために、人がいないタイミングを狙っているのもポイントです。
横浜中華街
神奈川県横浜市中区山下町
注意点:人が多いため、周囲の迷惑にならないよう注意しましょう。
Photographer's Note
東京・横浜の夜景スポット、いかがでしたか?
夜景を見ることはそう多くはないと思いますが、そのままでも非日常感のある景色が、カメラを通してよりきれいに撮れたときは気分が上がり、病みつきになってしまうと思いますよ!
今回ご紹介したように、東京や横浜の夜景は本当に美しくて、何度でも見たくなりますし、何度でも撮影したいスポットが数多くあります。
そして、夜景は生きものように、見るたびに姿を変えます。中でもストリートスナップとして撮る夜景は、天気や人・車の往来など、「その瞬間は二度とない」というおもしろさと魅力の両方が詰まっていると私は感じています。
これからも、同じ場所でも何度も通い、その時々の都市の表情を自分なりの視点で切り取っていきたいと思います。
夜景撮影におけるNikon機材
露出差が激しい夜景撮影において、編集でシャドー部を持ち上げたときのクオリティは、Nikonならではだと実感しています。特に Z シリーズは暗部のディテールの描写に優れていて、夜景撮影で安心して暗めに撮れるところがありがたいです。ファインダーやモニターの映りがきれいなのもお気に入りポイントの1つです。
また、Z マウントレンズは、S-Lineを筆頭に描写力が高く、ハッキリとした夜景を撮る私にはピッタリなレンズだと思います。今回使用したNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sに関しては圧倒的な描写力を体感しました。開放F2.8であることも、明るさが必要なストリートスナップでは大活躍でした。
※こちらに掲載している情報は、2022年12月6日現在のものです。
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Supported by L&MARK
※ Z 7II以外の機材で撮られた写真は、過去に撮影されたものです。

szuna
2020年から本格的に活動。東京や神奈川を拠点に、都市夜景や月、幻想的な日中の写真を撮影している。国内のみならず海外からの人気も高い。2022年7月に初の写真作品集『月夜』を出版。