みなさん、はじめまして。平(@taira.589)と申します!
今はハムスターを2匹飼っていて、その子たちがごはんを食べたり、寝たり、遊んだりしている中で見せるかわいい瞬間を一眼レフで撮っています。
今回は、ハムスターとの出会いから、ハムスターの魅力や撮る楽しさ、撮影の注意点やポイントなどを、私の実体験をもとにご紹介したいと思います。




わが家のハムスター
もち太
ちゃちゃまる
- もち太(♂):ジャンガリアンのパールホワイトという真っ白なハムスター
- ちゃちゃまる(♂):キンクマハムスター
これまでたくさんのハムスターを飼ってきて、Instagramには今までいた子たちの写真もアップしています。
- ハムスターと出会い、写真にめざめる
- 性格や行動パターンに合わせて撮影すれば、たくさんの「かわいい」に出会える
- とても繊細、だから「負担をかけないこと」が何より大切
- Photographer's Note
ハムスターと出会い、写真にめざめる
私がハムスターを飼おうと思ったのは、高校生のときです。犬や猫を飼うことに憧れていたんですが、実家のマンションで飼うことができず…。「ハムスターなら飼える!」と本当に短絡的な理由で飼いはじめました(笑) 飼いはじめたら、かわいくて仕方なかったことを覚えています。


写真を撮りはじめたのは社会人になってからで、友人が一眼レフを買ったので私も撮らせてもらったんです。そしたら「こんなに写真を撮るって楽しいのか!」と、どハマりしてしまって…。
最初は風景を撮るのが好きで、とにかくきれいな景色があるところに行きまくっていました。本当に楽しくて楽しくて、知らぬ間に旅行が趣味になり、気に入った写真が撮れたときは誰かに自慢したくなりました。


家にいるときも写真のことばかり考えていたんですが、その頃「ハムスターって、動きが早いからわかりづらいけど、一眼レフで撮ったら人の目では見えないかわいい瞬間がもっとあるんじゃないか」と思ったんです。


風景写真ばかりだったInstagramに、ハムスターの写真を投稿しはじめると反応がよくて…! 本格的にハムスター撮影にハマっていったんです。
性格や行動パターンに合わせて撮影すれば、たくさんの「かわいい」に出会える
これまでハムスターを飼ってきて思うのは、それぞれ性格が違うということです。
- 狭い場所に入る子、入らない子
- 小屋の外で食事をする子、しない子
…等々、あくまで今飼っているハムスターに合わせることが大切です。その中で、性格や行動パターンを理解していくうちに、いろんな表情や姿に出会えました。
触れ合いながら撮ると、ぬくもりやむっちり感が伝わる
ハムスターの撮影は、触れ合っているところから撮るのがはじめやすいです。そうすることで、ぬくもりも感じられると思います。
この写真では少し引いて撮ってみました。かわいさを伝えたかったので、あえて小ささを強調しています。
おなかを持つとむっちり感がわかりやすいので、一番伝わりやすい角度を探しながらシャッターを切りました。
Point
手の上に乗せると必然的に片手になりますが、画角やピント位置、露出はある程度決めてから撮ります。つまむと一瞬キョトンとするので、その瞬間を逃さないように準備が必要です。
ただ、長時間持ち上げているとストレスを感じる場合もありますし、短時間でも嫌がる子もいます。その場合、この撮影があまり向いていないのであきらめるか、心を許してくれるよう慣れさせることが大事です。
食事に夢中な姿は最高のシャッターチャンス
食事中は食べ物しか見えなくなる子も多く、動きが少なくなるのでチャンスです。ハムスターが一番よく見えるアングルを落ち着いて探せる唯一の時間。いろいろ試してみた結果、ハムスターと同じ高さか少し下からのアングルで、個人的に好きな鼻や口を写すことを意識しています。
ひっくり返りながら食べる、無抵抗感がたまらなくかわいい! 表情もすごくいいです。
この写真は「奇跡の1枚」と言っても過言ではありません(笑) 同じような写真を撮ろうとしたのですが、このかわいさは出ませんでした。
挟まっている様子、顔を出す瞬間を狙う
狭いところから顔を出す様子は、一瞬を切り取れるカメラだからこそ撮れる写真だと思います。ハムスターは狭いところが好きで、箱などに穴を開けておくと、たいていの子は顔を出したり、出たり入ったりするので下準備自体は簡単です。
この写真は、自ら穴にハマって落ち着いていたので、かわいくて思わずシャッターを切りました。
Point
動きは本当に一瞬なので、高速連写モードに設定して、露出・画角を決め、マニュアルでピントを穴に合わせて、後はひたすら待ちます。そして、出てこようとするタイミングで連写。動きに合わせてカメラを少しずつ引きます。AFでは穴にしかピントが合わないことが多いので、私はマニュアルで連写しながら被写体に合わせて後ろに下がっています。
Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
この2枚は、穴を開けておいて置きピンで撮りました。穴を出た直後の写真を撮りたいのか、出切ったところで撮りたいのかによってピント位置を変えておくのがポイントです。
ミニチュアアイテムを添えたり、世界観づくりも楽しめる
箱などに入るのに抵抗がない子なら、ミニチュアアイテムにも抵抗がない可能性が高いです。いろんなシチュエーションを想像しながら画づくりするのがおもしろくて、ハマってしまいますよ!
上の写真では、ミニチュアの小屋に入れるだけで準備は完了。窓際に来た一瞬を逃さないように最初から場所を決め、待って撮りました。うまく世界観に溶けこんで、ハムスターのサイズ感もわかりやすいと思います。
おとなしくしていたところに帽子をかぶせてみました。丸みとモフモフ感が伝わりやすいようなアングルで撮ったのがポイントです。
布団に寝ている写真が撮りたくて、ハムスターが布団から出るときに高速で連写しました。これもハムスターの動き方でどんな写真が撮れるか変わってくるので、おもしろさを感じた1枚です。
もしミニチュアアイテムがない場合は、ハムスターのサイズに近いものを使って写真を撮るのもいいと思います。食器や瓶などは、自分から入っていくことも多いので撮りやすいです。
とても繊細、だから「負担をかけないこと」が何より大切
私の経験上、ハムスターを撮るうえで一番大切なのが「ストレスを与えないように撮影すること」です。
どのように慣れさせるか?
ハムスターはとても臆病な生きもの。まず、撮影をする前に手に乗ってくれるくらいまで慣れさせるところからはじめます。
具体的には
- 家に来てから1週間は、手に乗せたり、必要以上にのぞいたりしないようにします。(カメラを構えたいのに、構えられないのでここが一番辛いです)
新しい環境でハムスターは、音だけでなく視線やまわりの様子にとても敏感なので、警戒心を解いてあげるという意味でも、何もしないのがベストです。
- 徐々に環境に慣れてきて、まわりの様子が気になって外に出てきます。このタイミングではじめてエサを手から与えます。
- ビクビクせずに手からエサをとるようになったら手の上に誘導して、手のひらの上でエサをあげてみます。警戒心がだいぶ解けてきたと感じたら、撮影に抵抗がないか試しはじめます。


これはあくまで一例で、最初から手の上でエサを食べる子もいれば、ずっと怖がったままの子もいます。ハムスターは性格がわかりやすく出るので、その子に合わせた慣らし方をしてあげることが大事。ハムスターにとって人は、はじめは「恐怖の対象でしかない」ということを頭に入れて、優しく接してあげるのがポイントです。
撮影するのは月に2回程度
ハムスターを撮るのは、月に2回程度にしています。
その理由は2つで
- 頻繁に撮影すると、ハムスターにとってストレスになる可能性があるため
- 夜行性のハムスターが昼に起きているときだけ撮るようにしているので、撮影のチャンス自体があまりないため
また、ハムスターは2匹同時に撮ることはほとんどありません! なわばり意識の強い動物なので、たいてい喧嘩になります。そのため、複数飼う場合はケースも別々です。
ハムスター撮影に適した機材は?
カメラ
- 室内のため、高感度に強いものがオススメ
- 素早いAFと連写性能は必要
- 音に敏感なので、静音シャッター機能があると安心
- 片手で撮ることも多いので、軽いほど◎
- 同じ目線で撮るために、可動式の液晶モニターが便利
レンズ
いろいろ試しましたが、以下の理由から「標準ズームレンズ」が一番撮りやすいと思います。
- 寄り引きで写真の幅を広げるために、画角を変えたい
- レンズ交換しているときに、いい瞬間を逃したくない
- 最短撮影距離が短いほうが家の中では撮りやすい
- 動き回るハムスターにはピントの合う範囲を広くしておきたいので、開放F値はF4くらいで十分
設定
- F値:動きに対応できるようF4〜8くらい
- シャッタースピード:速いほど◎(1/1000秒もあれば安心で、基本は1/500秒くらいが多いです)
- ISO感度:室内撮影のため高めに設定(800~2000前後)
ただし、ISO感度は上げすぎないように、F値とシャッタースピードでの露出調整がメインです。


これは毛繕いしているときの写真です。動作の中でも特に毛繕いは素早いので、肉眼ではどんな動きをしているのかわかりません。シャッタースピードを上げて撮影すると、想像していなかった表情や仕草を撮ることができます。
今回、ミラーレスをはじめて使いましたが、AFが素早く、何より小さくて軽いので、片手で撮っていても疲れないのがよかったです。チルト式液晶モニターもかなり重宝しました。
Z 50、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
Photographer's Note
私がハムスターを撮り続けるのは、
- カメラで撮ることによってはじめて見えてくる、かわいさがいっぱいある
- 同じ場所で同じように撮ってもいろんな表情があり、撮るたびにかわいさを再発見できる
- ハムスター写真で、「癒やされる」と言っていただける方がいる
…等々。理由はたくさんありますが、ハムスターを撮影することは、よく観察することになります。「この子はこれが嫌なんだな」「この仕草はこういう意味なんだな」と、その子を理解することにつながるんです。どんどんと知っていくことによって、さらに愛情を持って接するようになりました。
だからこそ、この子たちのことを、これからも撮り続けていきたいと思っています!
ハムスター撮影のポイント
・何よりストレスを与えないことを忘れずに
・撮影する前に、人に慣れてもらう
・性格や行動パターンに合わせて、撮影チャンスを狙う
・触れ合いながら撮ると、ぬくもりやむっちり感が伝わる
・食事に夢中なときは、絶好のシャッターチャンス
・何かに挟まっている様子や顔を出す瞬間は、置きピン&連写で
・ミニチュアアイテムで世界観づくりも楽しめる
・機材は、高感度撮影に強いカメラ&標準ズームレンズがオススメ
Supported by L&MARK

平
ハムスターのもち太くん、ちゃちゃまるくんのかわいい写真を日々Instagramで公開している。風景やポートレートなども撮影。東京カメラ部2016写真コンテストInstagram部門で入選。