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絞り値とシャッタースピードの組み合わせで写真の露出は変わります。
(ISO感度も露出を決めるための重要な要素ですが、ここではISO感度を固定して話を進めます。)
絞り値を大きくすればそれだけ撮像素子上に写る像は暗くなりますが、その分だけシャッタースピードを遅くすれば適正露出にすることができます。
逆に、絞り値を小さくしてシャッタースピードを速くしても適正露出にすることができます。
つまり、適正露出になる絞り値とシャッタースピードの組み合わせは何通りもあるということです。
たとえば、絞り値がF4でシャッタースピードが1/250秒の組み合わせで適正露出になる被写体があったとします。
このとき、絞り値を大きくしてF5.6にし、シャッタースピードを遅くして1/125秒にしても適正露出の写真が撮影できます。
絞り値がF8でシャッタースピードが1/60秒のときも、絞り値がF11でシャッタースピードが1/30秒のときも同じです。
絞り値F4、シャッタースピード1/250秒と、同じ露出になる絞り値とシャッタースピードの組み合わせ
絞り値 | F16 | F11 | F8 | F5.6 | F4 | F2.8 | F2 | F1.4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シャッタースピード(秒) | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 | 1/500 | 1/1000 | 1/2000 |
絞り値を調整したときは、それに見合う分だけシャッタースピードを調整すれば、どの組み合わせでも適正露出の写真となります。
しかし、絞り値を変えれば被写界深度が変わりますし、シャッタースピードを変えれば動いている被写体のブレ具合が変わります。
つまり、被写界深度を考えて絞り値を調整したり、躍動感を出すためにシャッタースピードを調整したりできるのです。
※ピントを合わせた位置に対して、その前後のピントが合っているように見える範囲を「被写界深度」といいます。
大きい絞り値、遅いシャッタースピード
シャッタースピードが遅いため、噴水の軌跡が流れています。絞り値が大きいため、被写界深度が深くなり、背景もピントが合って見えます。
小さい絞り値、速いシャッタースピード
シャッタースピードが速いため、水滴が止まっています。絞り値が小さいため、被写界深度が浅くなり、背景はぼけて見えます。