製品特長
クラス世界初となるインターナルズーム機構 ― 卓越した機動性と信頼性
画期的なインターナルズーム機構
クラス世界初※となるインターナルズーム機構を採用。広角端24mmから望遠端70mmまで、ズーミング時に全長が変化しないため重心の移動が少なく、スムーズで安定した操作性を実現しています。また、これまでレンズの全長が伸びるのを気にしていたクローズアップ撮影や、狭い場所での撮影なども安心して行えます。静止画撮影、動画撮影を問わず、広くメリットが得られます。
24-70mm f/2.8ズームレンズとして世界最軽量※
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは、同クラスのズームレンズとして世界最軽量を実現。全長はズーミングによる変化のない約142mm、最大径は約84mm。質量は従来のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sと比べ約130g(約16%)の軽量化を実現した約675g。コンパクトで機動力が高く、バッグに入れての持ち運びや長時間の撮影も快適です。



機敏な動画撮影を可能にするレンズ設計
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは、ビデオグラファーに配慮した設計が施されたレンズです。インターナルズーム機構によりズーミング時の重心移動が少なく、ジンバル使用時にもバランスを崩さず撮影可能。手持ちでもスムーズなズーム操作で快適に撮影ができます。さらに、ズーミングによる全長の変化がないため、マットボックスなどのビデオアクセサリーも容易に使用可能。複数の単焦点レンズを使用したり、カメラのリグを変更したりしなくても、思い通りに画角調整できます。撮影に集中でき、より短時間でより多くの映像を撮影できます。また、フォーカスブリージングはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sの半分以下にまで抑制。ピント位置を変えても画角がほとんど変化せず、より自然な映像が得られます。


ニコン史上最速・最高精度※1のAF
ボイスコイルモーター(VCM)と自社開発の高性能ガイド機構により高い静音性と大幅な振動低減を達成した、ニコン独自のシルキースウィフトVCM(SSVCM)をAF駆動用アクチュエーターに採用したマルチフォーカス方式。ニコン史上最速かつ最高精度なAFを実現し、動きの速い被写体の決定的な瞬間をより確実に捉えられます。AFの合焦速度はNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sと比較して約5倍高速※2。望遠端でのスキャンタイム(ピント位置を探して特定するまでの時間)は約40%短縮し※2、動きの速いスポーツ撮影に最適です。またズーミング時のフォーカス追従性能は、従来モデル比で約60%向上。静止画撮影時の素早いズーミングでも、被写体に正確にピントを合わせ続けることができます。


ビデオグラファーにメリットをもたらすAF機能
動画撮影時のピント位置の移動もスムーズ。ワンカットでワイドからクローズアップへと被写体を切り換える場合でも、滑らかにピントが合います。さらに、AF時のレンズ動作音は、従来レンズ比で約50%低減。クラシックコンサートのように音を立てたくない場面でも、動作音を気にせず撮影できます。
S-Line最高クラスの画質を実現する光学設計
静止画・動画ともに高画質を実現する優れた光学設計
大口径の両面非球面レンズを前玉に採用し、EDレンズと非球面レンズを効果的に配置。これにより、使用レンズをNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sよりも減らしつつ、S-Lineレンズ最高クラスの画質を実現しました。同時にレンズ自体の小型軽量化も達成しています。

レンズコーティングと新設計の光学系によりゴースト・フレアを抑制
大口径の両面非球面レンズとEDレンズを効果的に配置することで、ゴースト・フレアの原因となるレンズ枚数を最小限に抑えています。さらに、メソアモルファスコートとアルネオコートを組み合わせることで、優れた反射防止性能を実現。強い日差しや人工照明など、通常は撮影が難しいシーンでも、画面の端から端までクリアーで鮮明な画像が得られます。


よりダイナミックな撮影を可能にする短い最短撮影距離
最短撮影距離は広角端で0.24m、望遠端で0.33m。被写体にぐっと近づいてクローズアップ撮影が楽しめます。望遠端での最大撮影倍率は0.32倍。花などの被写体を、美しいボケ味を活かしながら画面に大きく捉えることができます。またズーム操作をしても全長が変わらないため、レンズが繰り出して誤って被写体に当たってしまう心配もありません。さらに、広角端の最大撮影倍率は0.21倍と、従来レンズに比べて大幅に向上。被写体を大きく捉えつつ、背景も広く写し込むことができます。

単焦点レンズに匹敵する美しいボケ味
解像感の高いピント面から均一になだらかに変化するボケにより、自然な奥行き感を描写できます。また新開発の11枚羽根絞りの採用で、開放から3段まで絞った状態でも、美しい円形の玉ボケを実現。さらに、非球面レンズの加工精度の向上により、玉ボケに生じる同心円状の模様(玉ねぎボケ)も大幅に低減し、静止画と動画の両方でより自然な描写を可能としています。
その他の機能
幅広い状況での高い信頼性
優れた防塵・防滴性能※を備え、様々な状況で安心してレンズを使用できます。またインターナルズーム機構により、ズーミング時のレンズ内へのゴミや水滴の侵入を最小限に抑制。さらに、レンズ最前面に施したフッ素コートにより、フィルター取り外し時などに指が触れても、汚れを簡単に拭き取ることができます。

コントロールリングに、新たに操作感の切り換え機能を搭載 【NEW】
様々な機能を割り当てられるコントロールリング。 NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIはNIKKOR Z レンズで初めて、コントロールリングの操作感を切り換えられるコントロールリングクリックスイッチを搭載しました。ONでは割り当てた機能の設定値が1クリックごとに変わるクリック感のある動き、OFFではクリック感のない滑らかな動きに切り換わり、好みの操作感を選べます※。またコントロールリングは、フォーカスリングやズームリングとは異なるローレット形状としており、目視で確認することなく、触感で識別して操作できます。


撮影体験を向上させるエルゴノミクス
様々な機能が割り当てられるL-Fnボタンを、レンズの側面と上面に配置。上面のL-Fnボタンは、縦位置撮影時にスムーズな操作を可能にします。またフォーカス制限切り換えスイッチにより、ピント合わせを実行する範囲を0.33m以上に制限可能。ズーミングを行っても最短撮影距離が変わらず、ワーキングディスタンスを一定に保つことができるため、カメラの位置を変えられない商品撮影や、ポジションを変えずに撮影したいポートレート撮影に便利です。


フィルター装着に対応した設計
フィルター径は77mm。最も一般的なフィルターアタッチメント径の一つであるため、様々なフィルターを装着可能です。また、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sとはフィルター径が同じなので、フィルターを共用することもできます。さらに、付属のレンズフード HB-117にはフィルター操作窓を装備。円偏光フィルターや可変NDフィルターなどの回転式フィルターを調整する際に、フードを取り外す必要はありません。フィルター操作窓は上下どちらにでも配置でき、ニーズに合わせた使い方ができます。
