手前から奥へとなめらかに変化する美しいボケで、ピントの合った花びらの繊細な質感描写と、花の存在感・立体感を際立たせた一枚。主題となる花に最短撮影距離の20cmまで近寄り 、広い画角を活かして後ろに広がる草原と廃屋を写し込んでいます。

超広角レンズの特性を活かして仏殿の菩薩と天井画を撮影。高い解像力で年月を経た天井画や彫刻の隅々までをリアルに描写しています。木像の菩薩のディテールや質感も克明に再現。天井の格子が歪みなく自然に表現されていることが、このレンズの収差の少なさを実証しています。

薄明の原野、開放F値1.8ならではの柔らかい背景描写の中に、切り株の存在感が際立ちます。切り株を低いアングルから大胆に近づいて撮影した超広角レンズならではのユニークな構図。ナノクリスタルコートによってフレアが抑えられ、澄んだ空をクリアーに表現。荒々しい切り株の質感と幻想的な光のコントラストが印象的です。

星空を背景にした帆船がドラマチックな1枚。船の大きさを表現するため、船尾から低めのアングルで船体、マスト、そして拡がる星空を大きく写し込んだ、超広角レンズの特長を実感させる構図です。高い描写力で、マストやロープ、縄梯子まで克明に描写しています。

空から撮影した札幌市街。広い画角で、石狩平野に広がる都市の景観を伸びやかに捉えています。絞り開放でも高い解像力を発揮し、ピント面は建物や道路、木々の詳細まで感じ取れるほど緻密に描写。立体感と奥行を感じさせる一枚です。

広角ならではの構図で、海へと続く道を自転車で移動する人物を写しました。手前から奥へと続く道、左右の雑草の茂み、そして道の上を覆うように伸びる木々を大きく入れ込みました。まるで、心地よい緑のアーケードのような風景です。