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里山は日本の原風景と言われ、人と自然が共生する場所です。ほどよく人の手が加えられた里山の自然は、その地に集う人達に四季折々、美しい草花を咲かせて心に安らぎを与えてくれます。今年も春を迎えられた歓びの声を上げている「里山」の息吹をおさめました。
快晴の日は強い陰影が発生しコントラストが強く出ます。木々や草花たちが歓びの声を上げている姿を撮るにはコントラストが強過ぎない優しい色合いが必要です。雨上がりの後で撮ったことで平均的に光があたり、強い陰影も付かず黄色、赤、緑、青と全ての色が写し出されました。道路の上から、俯瞰して撮影しています。
レンズ:AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR
焦点距離:34mm
絞り値:f/11
シャッタースピード:1/60秒
ホワイトバランス:晴天
露出モード:絞り優先オート
測光モード:マルチパターン測光
露出補正:0段
フォーカスモード:AF-S
ISO感度設定:ISO 400
その他使用機材:円偏光フィルターII 77mm
道路沿いに植えられた水仙。背景は農機具を保管する小屋です。主役の水仙の存在感が強調されるように背景が影になる時間帯を選び、その上でマイナスの露出補正をしています。
用水路の両岸に黄アヤメと草の緑を配置し季節感を出し、一羽のカモを配したことで作品に動きも出ました。カモの進行方向を広めにしたことがポイント。
撮影・解説:柿本 完二
朝日に染まる里山風景