Z5IIC | Creator's Voice(05)Asami Itai

板井亜沙美
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シャッターボタンを押すだけで、
  記憶に残る一枚に。

シャッターボタンを押すだけで、
記憶に残る一枚に。

板井亜沙美

Q1. 写真を撮るようになったきっかけと、普段撮る写真について教えてください。

フリーランスのグラフィックデザイナーとして働きながら、夫と娘の3人で暮らしています。インテリアやDIYなど、自分たちの空間や暮らしをつくることが好きで、家で過ごす時間を大切にしています。家族との何気ない日常を写真に収めることも、同じように楽しんでいます。

写真は学生の頃から好きで、フィルムカメラで撮っていた時期もありました。ただ、働き始めてからは職業柄「写真はプロが撮るもの」とどこかで線引きをしてしまって、自分で撮る機会はすっかり減っていました。産休やコロナ禍で環境が変わったことをきっかけに、子どもとの日常をもっと美しく残したい、SNSでも写真を通して自分の感じたことを表現してみたいという気持ちが芽生え、本格的なカメラを手にするようになりました。

持ち出す日を決めるというより、いつでも撮影できるようにカメラをリビングに置いています。家族の何気ない行動や表情を残しておきたいと思ったときや、光の入り方やインテリアも含めてその瞬間の景色をかわいいなと感じたときに、自然と手が伸びる感じですね。

特にカメラを向けたくなるのは、子どもにとって初めての出来事や、成長を感じた瞬間です。料理や工作、お絵かきなど、何かに夢中になっている姿には心が動きますし、今しか見られない表情や仕草も、残しておきたいと感じます。

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Q2. Z5IICの使い心地やよかった点について教えてください。

初めて手にしたフルサイズカメラがZ5だったので、Z5IICを持ったときはどこか懐かしい気持ちになりました。サイズ感は大きすぎず小さすぎず、フラットトップデザインも新鮮です。何より、グリップ感がやはり大好きだなと。しっかり握れるので、大きめのレンズをつけたときにも安定して撮影できそうです。普段はZfを使っているので、軽さにも驚きました。

バリアングルモニターもよく使いました。子どもを撮るときは目線を合わせて低い位置から撮ることも多いので、無理な姿勢にならずに構図を確認できるのが便利でした。

性能についてはシーンモードが新鮮でした。普段は、写真の明るさやボケ具合を自分で細かく設定して撮ることが多いです。なので、[こどもスナップ]や[料理]など、撮りたいものに合わせて設定を自動で調整し、目の前の出来事に集中してシャッターをきれるところは、日常の撮影に取り入れやすいと感じました。

連写はこれまで使うことはほとんどなかったのですが、Z5IICをきっかけに試してみました。ろうそくの火を吹き消すような、一瞬で状況が変わるシーンでも連続して残せるのは心強いです。撮影後に見返すと、自分では狙えなかった瞬間が写っていることも。そこからお気に入りの一枚を選ぶ楽しさもあり、これまで以上に動きのあるシーンにもカメラを向けるようになりました。

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レンズについては久しぶりにNIKKOR Z 40mm f/2を使って、この写りがやっぱり好きだなと思いました。以前長く愛用していたレンズのよさを、あらためて確認しました。普段は大きめのズームレンズを使うことが多いので、40mm f/2のコンパクトで気軽に持ち出せるサイズ感もスナップにぴったり。レンズの明るさを最大にした「開放」で撮ったときのボケ感が特に好きで、何気ないシーンでも自然と雰囲気のある一枚になりました。

Q3. 撮るときに大切にしていることを教えてください。

大切にしていることは二つあります。一つは、自分の存在感を消すこと。自分が空気のようになれたときほど、子どもらしい自然な表情を残せる気がするので、なるべく気づかれないようにそっとカメラを向けています。

もう一つは、子どもが誰かと一緒にいる時間を撮ること。夫や友人と過ごしているときは、会話ややりとりのなかで生き生きとした表情が生まれます。

スマートフォンとカメラも自然と使い分けています。記録として気軽に残したいときや、子どもが遊ぶ姿を動画で収めたいときはスマートフォン。そのときの記憶ごと美しく残したいと感じたときはカメラ、という感覚です。何気ない日常のワンシーンも、カメラでなら少し特別なものとして残せるように思います。

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Q4. お気に入りの作例について教えてください。

板井亜沙美

一枚目は、ベランダで子どもがシャボン玉を始めたので、その様子を追いかけながら撮ったものです。「楽しい!」という気持ちが全身からあふれている姿がたまらなく愛おしくて、夢中でシャッターをきりました。生き生きとした表情と、シャボン玉のボケもいい演出になったところが気に入っています。子どもの動きは待ってくれないので、シーンモードから「とりあえずコレ」と選べることで、迷わずシャッターをきれました。

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二枚目は、ガラス雑貨を置いている場所を撮りました。晴れた夕方になると、ここにきれいな光が差し込みます。好きな光景で、見るたびについカメラを向けてしまうんです。夕日がガラスに当たり、刻々と表情を変えていく様子に惹かれました。二度と同じにならない自然の光がガラスを通って複雑に重なり、いつもの雑貨が少し違って見えるところが気に入っています。

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三枚目は、茎が折れてしまった花を撮った一枚です。茎の先にはまだ元気な花が咲いていたので、そのかわいらしさをきれいなうちに残しておきたくて、部屋のなかでいちばん引き立つ場所を探しました。自作の絵の前にかざしてみたら、色や形が思いがけずマッチしたので、その組み合わせに惹かれて撮影しました。花の繊細な立体感と、背景がとろけるようにボケたことで生まれたコントラストが気に入っています。背景の絵の色も、花の白やグリーンを引き立ててくれました。

Q5. ミニVlogを撮影してみて、いかがでしたか。

コンパクトなZ5IICは、動画でも「撮るぞ!」と構えすぎず、日常の延長で撮影しやすいと感じました。今回のように短いシーンを少しずつ残していくVlogなら、子どもの動きに合わせながら気軽にカメラを向けられるのもよかったです。

以前、夏の旅行をまとめた動画を子どもと一緒に見返したとき、「このときはこんな気持ちだった」「こんなことを思っていた」と、そのときの記憶を言葉にしてくれたことがありました。写真を見るときとはまた違って、そのときの記憶がありありとよみがえるようで、動画に残しておいてよかったと感じました。

Q6. 最後にこれからZ5IICを手にする人へメッセージをお願いします。

スマートフォンのような気軽さと、カメラならではのボケや立体感。Z5IICはその両方を持っているカメラだと思います。細かな設定をすべて覚えてから始めるのではなく、まずは撮ってみることができるので、スマートフォンからカメラへ一歩踏み出したい人にも取り入れやすいはずです。いつもの景色もカメラを通して見ることで新しい発見があったり、思い通りの一枚が撮れたときの嬉しさがあったり。写真を撮ることそのものの楽しさに出会えるカメラだと思います。

カメラを持つと、いつもの日常のなかにも「残しておきたい」と思う瞬間が意外とたくさんあることに気づきます。難しく考えすぎず、まずは身近な人や好きなものにカメラを向けて、写真を撮ることそのものを楽しんでもらえたらと思います。