「〈幸せ〉は、遊具が生み出す子供たちの動感をダイナミックに感じる作品ですね。少年の顔写真に、やんちゃ坊主な雰囲気が出ていてかわいらしいです。この1枚があることで写したかった世界観が作られている気がします。大人の目線にならずに撮影できているので、公園で子供たちがそれぞれの楽しみ方で遊んでいることも伝わってきます」（熊切）
「〈春を探しに〉は、季節が徐々に春に移り変わる様子を写し出しているのですが“春って地面からスタートするのかな”と思う撮り方。その様子を子猫が見下ろす姿に、優しさがあふれています。いろいろなアングルから被写体に合わせ、美しく切り取ることにより、季節というものを立体化させ、春を全体から感じられる作品になっています」（秋山）