「〈わたし〉は、夕暮れ時と夜の都市スナップですね。微妙にあたりが暗くなっていくマジックアワーを上手に落とし込めています。ブレで動感を出したり、アウトフォーカスで光を滲ませ、夜の街に起こる光をバリエーション豊かに表現できています。4枚すべて光の写真にし、同じ世界観でやりきっても統一感が出たと思います」（熊切）

「〈春の余韻〉は、みんながきれいだという春をちょっと過ぎたところに焦点を向けているのがポイント。自分自身が面白いと思うものをきちんと見つけてテーマにしていますね。手に桜を持ったカットがあることにより、私だけが発見したという印象になっています。背景の取り入れ方に変化があるとさらによいと思います」（秋山）