Nikon Imaging ｜ Japan
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都市の風景は、絶えず変化しているはずなのに、
自分の記憶の中にある景色と混ざり合い、
見覚えのある風景として立ち現れることがあります。
区画整理や再開発によって画一的に整えられていく都市空間は、
どこかで見たような構成や表情を持ち、時間や場所の輪郭を曖昧にしてしまいます。
このシリーズでは、そうした既視感がどのようにして立ち上がってくるのかを捉えるために、
特定の場所性を強調せず、見たことがある気がする景観や、
記憶の底に沈んでいるような場所を求めて、
関東近郊の都市周縁部を中心に撮影を行っています。
風景がいつ、どこから、どのようにして風景になるのか。
その曖昧な輪郭を、なるべくそのまま写真に収めようと試みました。
（小野 陽平）
1992年 栃木県生まれ
2017年 東京綜合写真専門学校卒業
2017年 渡辺兼人ワークショップに参加
2025年 富士フイルムフォトサロン ポートフォリオレビュー／アワード アワード受賞
現在は（株）日本デザインセンター 深尾映像研究室にフォトグラファーとして在籍する傍ら、作家活動を行う。
個展：
2018年 紅い花を食らう @musée f
2019年 migraine aura @musée f
グループ展：
2019年 第１回 渡辺兼人WS展
2019年 日本デザインセンター画像制作本部 作品展”再生
2022年 第２回 渡辺兼人WS展
SNS : instagram @yoheyono
