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転勤族の夫との結婚により2011年から千葉、福岡、大阪、東京、名古屋と転居。
2024年より北海道函館に暮らす。
この間に家族と共に過ごした日常の断片である。
およそ3年ごとに転勤、そのたびに全てをリセットし、新たな場所での生活をスタートさせてきた。
それぞれの土地には、生まれ育った場所とは異なる趣があった。
環境に馴染み、新しい土地を知ろうと、
夫は休日になると転居先を拠点に様々なところに連れ出してくれた。
移り住んだからこそ見つけられる発見、そして土地の人間にはなれない疎外感、私はいつか離れることになるだろう土地の記憶や残像を心の中にある小箱に刻み込んだ。
また、この間に子供が生まれ身の周りは目まぐるしく変化し、自分以外の社会との接点が新たに増えた。
我が子の成長、そして家族という別人格と時間・空間を共有する日々。
変わらないものは自分の中にしか見つけ出すことができないのではないか、とふと思うことがある。
(千田 貴子)
1972年 東京都生まれ
主な写真展
「ガラスの半球 Glass-Walled Hemisphere」(銀座ニコンサロン 2003)
「Hémisphère vitré」(Galerie Plus du Sudフランスアルル 2003)
「Anonymous City」(新宿ニコンサロン・大阪ニコンサロン 2006)
2007度ヤングポートフォリオ展(清里フォトアートミュージアム 2008)
「沙漠の雨」(銀座二コンサロン 2009)
「Glass-Walled Hemisphere」(Gallery M、韓国ソウル 2009)
「ガラスの半球 Glass-Walled Hemisphere」(愛知 Ban Photo Gallery 2010)
「草のゆりかご」(銀座ニコンサロン・大阪ニコンサロン 2017)
など他グループ展多数
パブリックコレクション
フランス国立図書館、清里フォトアートミュージアム
写真集
『記憶の小箱 2011-2024』(ふげん社 2025)