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ロシア・サハリン州、この島の北緯50度から南半分は1905年の日露戦争後の割譲から1945年8月の日本敗戦時頃までの40年間、樺太として日本の統治下にあった。約40万人暮らしていた日本人の多くは、45年8月のソ連参戦時の緊急疎開およびその翌年に始まる引き揚げでこの地を後にした。その一方で朝鮮人2万人~4万3千人(正確な人数は現在も不明)とその配偶者であった日本人はその後ながきにわたりこの地を離れることはかなわなかった。(サハリン残留韓国・朝鮮人)
作者が初めてこの地を訪れたのは1996年のことだった。戦後から半世紀が過ぎたこの地で、未だ日本の言葉が日常的に使われていることを知った。それは単に話せることとは違う別の何かだった。
今もこの地で暮らす彼女たちとの会話のなかで、ふとたち現れる記憶の情景に導かれるように作者は2016年から再び通い続けている。この作品はサハリン(2015年)の続編である。
1967年 福島県出身
東京工芸大学工学部卒業後、麻布スタジオを経て半沢克夫氏に師事。
1996年 独立
個展
2003年 「SURUMA」(コニカプラザ)
2007年 「樹木の相貌」(コニカミノルタプラザ)
2015年 「サハリン」(銀座ニコンサロン)
2018年 「RUSSIA~CAUCASUS 1996-2006」(zakura)