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ネパールの首都カトマンズにあるアシュラム(老人福祉センター)には、死を待ちながら余生を送る老人たちが集団で暮らしているが、韓国のフォトジャーナリスト尹冑榮は、そうした老人たちの死生観に鋭くかつ暖かく迫り東洋人全体が共有する生命へのいつくしみと死への畏怖を、リリックに写真詩として唱いあげた。取材がおこなわれたアシュラムの近くにはヒンドゥー教の大寺院や火葬のための台もあり、その傍で老人たちは朝な夕なに哀調を帯びた古楽器の音に合わせて唱うように祈っていたという。生に踏み込んだ労作である。
1928年韓国生まれ。高麗大学と同大学院卒。朝鮮日報編集局を経て政界へ。政界引退後写真に専念し、中南米の10カ国をはじめ、ネパール、インド、パキスタン、トルコ、ギリシャ、エジプト、モロッコ、チュニジア、その他ヨーロッパの国々を取材している。
写真集=「来世を待つ人々」「ピープルズ」