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津田一郎がニコンサロンで作品発表を始めたのは1972年「サーカス」が最初で、伊奈信男賞受賞の1987年まで、実に9回に渡って作品発表を行った。初期の作品は市井の世俗性とそこにまぎれて独特な生き方をする人たちに注目したものが主流だったが、いつしか津田一郎の視線は、観念の世界から思念や想念といった人間精神の内的な世界に移っていった。その成果が「無明地帯」シリーズで、人間の煩悩の根源に思いを馳せ、不思議な幻覚世界までも写真映像に転嫁しようとした意欲は高く評価されるべきであろう。
1942年北海道生まれ。中央大学経済学部卒。大都リッチランド宣伝課にカメラマンとして勤務の後、ツダフォトサービス開業、以後フリーとして活躍。土門拳賞受賞。
写真集=「津田一郎の奥の細道」(サロンブックス・15)「ザ・ロケーション」