2012年05月02日 バージョンアップ受付終了についての追記
2002年12月16日 ダウンロードサービス開始の追記
2002年11月29日 一部改訂
2002年11月22日 修正および一部追記
2002年11月15日 一部追記
2002年10月28日 サービス開始日の更新および Capture と View の互換性について追記
2002年10月7日
※本バージョンアップの受付は既に終了しています。(2012年5月2日)
平素は弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、この度弊社では、D1X / D1H のファームウェアバージョンアップを実施しております。Nikon Capture Ver.3.5において、新機能のヴィネットコントロール機能に対応するため、及び、Lexar Media 社の Write Acceleration Technology 機能付きプロシリーズ CF カード対応等のためのファームアップをいたします。その対応及び内容につきましては、下記の通り行わせていただきます。
【 追加される機能 】
- レンズ情報記録対応
- Lexar Media 社の Write Acceleration Technology 機能付きプロシリーズ CF カード対応
- 性能低下バッテリーの検出機能追加
- ICC プロファイルの埋め込み対応
- Exif 2.2 に対応
- メニュー画面の変更
弊社 D 信号 (距離情報) を出力するレンズ ( D および G タイプ) の情報が画像ファイルに記録されるようになります。 これにより、Nikon Capture Ver.3.5 のヴィネットコントロール機能をフルに使用することが可能になります。
上記カードを使用することにより、最大約 30 % の書き込み時間の向上が図れます。
充放電を繰り返し使用して、性能が低下したリチャージャブルバッテリー EN-4 を検知する機能を追加しました。なお、EN-4 の挿入時および EN-4 を入れた状態で電源を ON にすると「カチッ」という音がしますが、電池の内部抵抗を測定するために、カメラ本体の内部機構を動作させる際に発する音です。故障ではありません。
カラー設定をモード II に設定して撮影した画像に、ICCプロファイル ( Adobe RGB ) を埋め込むようにしました。これにより、Adobe Photoshop などのカラーマネージメント機能を持ったアプリケーションで画像を開く場合、自動的に正しい色空間を設定することができます。
Exif 2.2 (愛称 Exif Print ) に対応しました。
メニュー画面の背景色を見やすい黒基調に変更しました。また、SETUP メニューの「言語」の選択にスペイン語が追加され、スペイン語表示が可能になりました。
【 Nikon Capture 及び Nikon View との互換性 】
本ファームウェアバージョンアップにて追加される機能の一部につきましては、Nikon Capture と Nikon View のバージョンにより制限がある場合がございますので、ご注意ください。詳細は、下記の表をご覧ください。
Nikon Capture と Nikon View のバージョンの主な組み合わせと動作状況
Nikon Capture |
Ver.2.0.2以前 * |
Ver.2.0.3 * |
Ver.3.0.0 * |
Ver.3.5 |
---|---|---|---|---|
Nikon View |
Ver.4.3.1以前 |
Ver.5.1.3 |
Ver.5.1.3 |
Ver.5.1.4 |
RAW 画像 (NEF 形式) の転送と表示 |
非対応 画像が正常に転送・表示できません |
対応 |
対応 |
対応 |
ヴィネットコントロール (レンズ情報記録) 対応 |
非対応 画像が正常に転送・表示できません |
非対応 |
非対応 |
対応 |
Exif 2.2 (Exif Print) 対応 |
非対応 |
RAW 画像をJPEG または TIFF 形式に保存すると Exif 2.1 形式となる |
RAW 画像をJPEG または TIFF 形式に保存すると Exif 2.1 形式となる |
対応 |
(注意) 上記バージョンの組み合わせ以外では、動作検証しておりません。
上記の表にございますように、Nikon View Ver.4.3.1 以前または、Nikon Capture Ver.2.0.2 以前をご使用されている場合で、本ファームアップされる方は、Nikon View を Ver.5.1.3 に、Nikon Capture を Ver.2.0.3 にバージョンアップする必要がございます。その場合に Mac OS 8.6 でご使用されている場合は、大変申し訳ありませんが、Mac OS 9.0.4 以降にしてください。なお、Nikon Capture Ver.2.0.3 または Ver.3.0.0 にて、ファームアップ後に撮影した RAW 画像を JPEG ( Exif 対応) または TIFF 形式で保存すると、Exif 2.1 形式となり、Exif 2.2 ( Exif Print ) 形式になりませんので、ご注意ください。
- ※ファームアップした D1X / D1H に劣化した EN-4 を用いてカメラコントロール機能を使用した場合、カメラコントロールのメインバッテリーレベルは緑色表示 ( バッテリー残量が十分な状態 ) になっていますが、 実際にはカメラコントロール機能を使用することはできません。その際は、充電された新しいバッテリーまたは AC アダプタをご使用ください。
Nikon Capture Ver.3.0.0 をご使用されている場合は、Nikon Capture Ver.3.5 にバージョンアップしていただきますようにお願い申し上げます。Ver.3.5 にバージョンアップすることにより、D1X または D1H のファームアップで追加される機能をフルにご使用になれるとともに、Ver.3.5 の新機能をご利用いただけます。
【 本バージョンアップの受付方法 】
平成 14 年 10 月 30 日より、弊社各サービス機関窓口 (ニコンカスタマーサポートセンターは除く) にて下記の要領で承ります。
- バージョンアップサービスは無償にて承ります。
- このサービスはファームウェアのバージョンアップのみとさせていただきます。
- サービス機関 へカメラを送付いただく場合:
カメラをお送りいただく際の送料はお客様にご負担いただきますが、返送料金は弊社負担とさせていただきます。(日本国内のお客様のみの対応です。)
【 ファームウェアのバージョン確認方法について 】
お客様がご使用の D1X / D1H のファームウェアバージョンは、撮影画像の表示後マルチセレクタの操作により、画像の撮影情報上で確認する事ができます(使用説明書参照)。 バージョンアップされたファームウェアは「 FIRM VER : Ver 1.10 」と表示されます。また、D1X においてバッファメモリーを増設された場合のファームウェアは「 FIRM VER : Ver 5.01 」と表示されます。