「〈囚れから一歩先へ〉は、ガラスの透明感や色味を活かしたライティングがとても上手で、ビー玉やグラスを画面中央に配置することで、今にも転がり出しそうなリズム感が生まれています。背景の落ち着いたアンバー系の色に対して、ビー玉の鮮やかさがしっかり際立っており、色彩の組み合わせも美しく計算されていると感じました」（秋山）
「〈＃ズッ友〉は、よくあるシルエットの表現手法に色彩のあるおぼろげな光を加えることで、より印象的で魅力的な仕上がりになっています。背景にロッカーが写っていることで、シンプルながらも、友情や物語を感じさせる動きがあり、ドラマ性のある奥行きの深い作品になっていますね」（熊切）