「室内は薄暗く、外は逆光で眩しいという光のグラデーションが美しいです。カーテンが風でふわっとなびき、玄関に風の通り道ができて、何かが抜けていくような気持ちよさも感じます。さまざまな情報が上手に詰め込まれていますね」（熊切）
「静けさの中、カーテンの動きを取り入れることで、家で過ごす日常の中でキラリと輝く、何か儚い一瞬を感じさせられる作品。焦点距離や露出、光の取り入れ方もお見事。人物も意図的にならず、すごく自然な表情をした瞬間をキャッチできていて、とても素敵だと思いました」（秋山）

先生に入賞のご連絡をいただいた時、まさか自分が選ばれるなんてと信じられない気持ちで、家族全員に知らせました。この写真は、玄関に入り込む日差しと風になびくカーテンが人物と調和している美しさを感じて撮りました。自分にとって光の美しさを改めて感じた1枚です。こんな賞を取らせていただけるまでご指導いただいた先生と部員のみんな、いつもモデルになってくれている家族に感謝しかないです。