NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、日常から旅先まで幅広く対応できる万能な標準ズーム。小型・軽量ながら開放F値2.8の描写は見事で、ポートレートでは柔らかなボケが被写体を引き立ててくれた。逆に絞ると風景などの解像度がぐっと高まるのも楽しい。短い最短撮影距離は使い勝手が良く、フットワークを行かして大胆に被写体に寄れる。手ブレ補正の効果も大きく、暗所や室内でも抜群の安心感が得られる。コンパクトボディにたくさんの魅力が詰まった1本だ。
旅先の風景から家族、日常まで、光と影を大切に切り取っている。
旅先の風景から家族、日常まで、光と影を大切に切り取っている。
広角端16mmで旅先の景色を取り込みながら娘をフレーミングした。窓越しの光が柔らかく入り、開放F値2.8の優しい自然な描写が旅の雰囲気を引き立てた。レンズの小型・軽量さにより移動時も負担なく活躍してくれた。
プールでの人物撮影を望遠端50mmで行った。背景を大きくぼかすことで被写体を自然に際立たせ、柔らかな雰囲気を演出できた。開放F2.8の優しい描写はポートレート表現に適していると感じた。
※クロスフィルター使用
望遠端50mmで猫を中心に据え、手前に花を取り入れて画面に奥行きを生んだ。開放F値2.8で大きくぼかした赤い花が柔らかいアクセントとなる一方、猫の毛並みは繊細に描写されていて、これらの対比もまた魅力だ。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
開放絞りでも背景のボケが小さい
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR
背景のボケが大きく被写体が際立つ
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、開放F値2.8を使うことで滑らかな描写が得られるほかボケも大きくなる。柔らかく表現したい被写体に最適だ。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR
大きなボケ味を楽しめるズーム全域で明るい開放F値2.8
絞り開放ではソフトな描写、絞れば解像感が高い描写が楽しめる
35mm判換算で24-75mm相当の幅広い画角で撮れる焦点距離
被写体に思い切って近づける、広角端0.15m、望遠端0.25mの最短撮影距離
5.0段/中央※1のレンズシフト方式手ブレ補正(VR)機構を搭載
対応カメラとの組み合わせで、中央・周辺いずれも5.5段※2の
手ブレ補正効果が得られるシンクロVR
気軽に持ち出せる約330gの軽量モデル
フォーカスブリージング※3の低減など、動画撮影に配慮した設計
※1 CIPA2024規格準拠。Yaw/Pitch補正性能、Z50II装着時(望遠端、NORMALモード)。
※2 CIPA2024規格準拠。Yaw/Pitch/Roll補正性能、Z6III装着時(望遠端、NORMALモード)。
※3 フォーカシング時にピント位置の移動にともなって画角が変化する現象。