Nikon Z series
Full Frame Camera
美しいボケ感と豊かな階調で感動の撮影体験を
© Hikaru Kato
光を余さず記録する
フルサイズという選択
デジタルカメラの中で最も重要な部分が「イメージセンサー」です。レンズを通して集めた光をここで受け取ることで、1枚の写真ができあがります。このイメージセンサーの面積によって記録できる光の情報量が変わり、画質や写り方に違いが出てきます。
各種センサーサイズの
面積比較
-

一般的な
スマートフォン -

APS-C
約
13倍 -

フルサイズ
約
30倍
一般的なスマートフォンに組み込まれる1/2.3型のイメージセンサーは、かなり小さいことが分かります。レンズ交換式カメラでよく使われるAPS-Cやフルサイズのセンサーはそれより何倍も面積が大きく、たっぷりと光を集められます。中でもフルサイズはスマートフォンサイズの約30倍も大きく、暗所性能や階調表現に優れています。
4つの魅力
美しくとろける豊かな ボケ感で被写体が引き立つ
ボケ量 Bokeh
フルサイズのおすすめポイント
01
豊かなボケで
情感を描き出す
Bokeh
加藤 光
10年以上前に中判フィルムカメラを使い始めたことがきっかけで本格的にカメラを始める。趣味で投稿していたインスタグラムが話題となり、フリーのフォトグラファーに転向。
Advantage
APS-Cよりもボケが大きくなる
同じ範囲を写す場合、必要となるレンズの焦点距離はAPS-Cよりフルサイズの方が長くなります。焦点距離が長いほどボケは大きくなるので、同じように写してもフルサイズカメラの方がより豊かなボケ感が得られます。ボケが大きくなることで、背景の情報を整理したり、主役をより際立たせたりできます。
APS-C
フルサイズ
豊かなボケが描けるメリット
雑多な室内でも背景から
人物が浮かび上がる
背景に写したくないものがあっても、ぼかしてしまえば気にならなくなります。カフェの中など人が多い場所でも、フルサイズのボケを使えばご覧の通り。雑多な背景はボケの中にとけて、主役の人物がしっかりと引き立ちます。
© Tetsuo Ihara
草花の彩りを
ボリューム
たっぷりに
彩り豊かな花々に包まれたシーン。いざ写真に写すと、思い描いたよりも花々がこぢんまりと写ってしまったことはありませんか。フルサイズのボケを生かせば、花の黄やピンクが大きなボケとなってふくらみ、写真に彩りを添えてくれます。
旅で感じたきらめきをとじ込める
太陽の光が反射して、キラキラと輝く水面。フルサイズの大きなボケを使えば、その光の1つ1つが大きくて丸い玉ボケとなって写り、旅の中で感じた光の記憶までもが、写真の中にとじ込められたように表現できます。
夜や室内のわずかな光でも 細やかに描写する
暗所性能 Noiseless
フルサイズのおすすめポイント
02
わずかな光でも
細やかな描写に
Noiseless
© tomosaki
tomosaki
2000年生まれ、福井県出身。現在は福井県と愛知県の二拠点で活動中。「青春や物語を感じるシーン」をテーマに撮影している。
Comment
APS-Cと比べて、ニコンのフルサイズなら暗い夜でも画質がザラザラせず、高クオリティーな撮影が可能です。手持ちでレスポンス良く撮影できるので、動きのあるポートレート写真もお手のもの。夜の散歩が作品づくりの時間に変わる感覚、ぜひ体験してみてください。
Advantage
高感度撮影でもノイズが少ない
フルサイズはAPS-Cより1画素の面積が大きく、たくさんの光を受け止められます。夜間や暗い室内の撮影で得られる光量が少ない場合、光を電気的に増幅して映像を生成しますが、その過程でノイズが発生して画質が劣化しやすくなります。光を多く受け止められるフルサイズは、光の増幅量が少なく、劣化を抑えられます。
APS-C
フルサイズ
1画素のサイズが大きいから光をたくさん受け止められる!
高感度画質に優れるメリット
© Hikaru Kato
暗い室内でも
ペットの毛並みまで描く
日中の屋外に比べて、室内は光量が少なくなりがちです。間接照明などの淡い光は特に光量が少なく高感度撮影が必要です。高感度画質に優れるフルサイズなら、画質の低下が抑えられ、ネコの毛並みまで美しく描写できます。
ふと見上げた夜空の静寂を
記憶に残す
帰り道に見上げた美しい夜空。ふいに訪れた瞬間も、高感度画質に優れるフルサイズなら、手持ちで気軽に撮影可能です。高感度でも木々の枝ぶりが繊細に再現されて、張り詰めた夜の空気を表現できます。
日が沈んだ後の
グラデーションを
美しく
高感度に弱いカメラの場合、暗い空などにノイズが浮いてしまいがち。フルサイズなら、日が沈んだ後の一瞬だけ味わえる美しいグラデーションも、画質を落とすことなく記録できます。
滑らかなグラデーションで 光と影を捉える
階調 Dynamic Range
フルサイズのおすすめポイント
03
光と影の交錯を
描き切る
Dynamic
Range
© Takahiro Bessho
別所 隆弘
関西大学社会学部メディア専攻講師。写真と文学という2つの領域を横断しつつ、「その間」の表現を探究している。
Comment
フルサイズを使うことのメリットの1つは、階調が広く豊かであるということです。朝焼けの逆光で真っ黒に写りそうな人物から、色が薄くなりそうな太陽近くの空の繊細な色合いまで、フルサイズならその変化を余すことなく情感豊かに表現できます。
Advantage
ダイナミックレンジが広く階調豊か
1画素で得られる光の情報が多いフルサイズは、光量のわずかな違いも描き分けられます。明部から暗部までの明るさを細かな段階で描けて、階調豊かな表現に。たくさん光を受け止めても飽和せず、白飛びに強いことも特徴で、広いダイナミックレンジ(同時に記録できる最暗部から最明部の範囲)を活かせます。

明暗のグラデーションが滑らかに
つながって写る
たくさんの光を得られる分、明部と暗部の情報をより細かな段階に分けて描ける
明部から暗部まで余さずに描ける魅力
© tomosaki
逆光のドラマを飛ばさずに描く
逆光は、ドラマチックなシーンの宝庫。一方で、明暗差が激しくカメラにとっては難しいシーンでもあります。フルサイズセンサーなら、白飛びを最小限に抑えつつ、影になった部分も粘り強く描けます。
© Hikaru Kato
陰影を
取り込んで
物語性を加える
窓からレースのカーテンを経て柔らかく落ちる太陽の光。その光を観葉植物がさえぎって生み出される影。繊細な光と影の交錯をしっかりと描き分けて、その場に流れる空気感を再現するのも、フルサイズが得意とするシーンです。
その場のスケールを ダイナミックに 余さず伝える
画角 Wide Angle
フルサイズのおすすめポイント
04
広大な世界を
1枚の写真に
Wide
Angle
Yuri
大阪を拠点に活動するフォトグラファー。「ふんわりパステルな世界」をテーマに、風景や花々、人物を中心とした写真撮影に取り組む。
Comment
フルサイズは、同じ焦点距離のレンズでもAPS-Cより画角が広くなるため、壮大な風景と出会った際、そのスケール感を余さず写真に残せます。広範囲を写せるフルサイズなら、空模様をダイナミックに見せたり、狭い室内の全体を捉えたりできるなど、選択肢が広がります。
Advantage
センサーが大きいので広角域に強くなる
APS-Cとフルサイズのカメラに同じ焦点距離のレンズを装着すると、イメージセンサーの面積が小さいAPS-Cのカメラは画面の中心部が切り取られたように写ります。そのため、フルサイズカメラの方がレンズ本来の画角をめいっぱい使うことができて、より広い範囲を写せます。背景を広く写したり、狭い室内での撮影で有利です。加えて、ニコン Zシリーズには豊富な広角レンズのラインアップがそろっています。
APS-C
フルサイズ
同じレンズだとより広く写せる
※写真はイメージです
ニコンのフルサイズの
こだわりとは
Nikon Z series features
ニコンの
フルサイズの
こだわりとは
Nikon Z series features
ニコン Zシリーズのフルサイズ機には、心地良く、かつ安心して撮影できるように、さまざまなこだわりが詰まっています。
その一端を見てみましょう。
ボディー内手ブレ補正を全機種に搭載
スローシャッターで写真に変化を加える
ニコン Zシリーズのフルサイズ機は全機種でボディー内手ブレ補正を搭載。手持ち撮影でも暗い場所での手ブレを抑えられます。また、意図的にシャッター速度を落とした幻想的な表現も手持ちで可能になります。

ボディー内に備わった機構で
センサーを動かして補正する
どんな環境にも持ち出せる防塵・防滴&堅牢性
砂地や雨天でも安心して使える
© Takahiro Bessho
高い堅牢性や防塵・防滴設計もニコンのフルサイズ機の魅力。カメラがぬれてしまいそうな雨天や水辺のシーン、砂ぼこりが舞いそうな屋外でも、カメラへの悪影響が少なく、撮影に集中できます。

シーリングを施し
水やほこりの侵入を防ぐ
滑らかで美しい高解像ファインダー
まぶしい屋外でもしっかり見やすい
© Takahiro Bessho
ニコンは光学技術に強みのあるメーカー。ファインダーの光学系にもこだわっています。また、高解像かつ高輝度なパネルを採用しているため、強い光が差し込むような状況でも、見やすくなっています。

パネルの解像度や明るさはもちろん光学系も見やすくなるように設計
データを管理しやすいダブルスロット

2つの記録メディアでデータの振り分けやバックアップが可能
※対応する記録メディアの種類は機種によって異なります
大切なデータを記録するメディア用にダブルスロットを装備。「順次記録」で2つのメディアへ順番にデータを記録して大量のデータを保存したり、「バックアップ記録」で同じデータを2枚に同時記録してバックアップを強化したりできます。

“欲しい”がそろったフルサイズの新基準
SPEC
-
画像処理エンジン
EXPEED 7
-
被写体検出
9種類
-
有効画素数
約2,450万画素
-
背面モニター
約210万ドット
-
ISO感度
100-64000
-
ファインダー
約369万ドット
-
高速連続撮影
約14コマ/秒
-
質量
約700g
こんな人におすすめ!
- 手ブレを抑えてしっかりピントが合った写真を撮影したい
- 友人や家族、ペットの表情やしぐさを捉えたい
- 写真の色にこだわって個性的な表現をしたい
- 室内や暗い場所でもきれいに撮りたい
“欲しい”がそろったフルサイズの新基準
ニコンのフルサイズ機の中で、最もスタンダードなカメラ。扱いやすい小型・軽量設計でありながら、上位機種譲りのAFやフラッグシップ機同等の明るさを持つファインダーを採用し、妥協のない撮影性能を有しています。これからフルサイズカメラを始める人におすすめしたい1台です。
暗所も美しく描けるイメージセンサー
進化した裏面照射型CMOSセンサーと最新の画像処理エンジンEXPEED 7の搭載で暗所でも低ノイズの画質を実現しています。ボディー内手ブレ補正もよく効き、夜間でも手持ち撮影が可能です。
被写体検出にも対応する高速AF
9種類の被写体検出に対応する先進的なAFシステムを搭載し、Z5からAF精度や速度も大幅に向上しています。被写体検出では、画面内に小さく写る顔にも対応。AFをカメラ任せにして、ベストな瞬間を狙えます。
PICK UP
クリエイティビティを発揮できる新しい画作り機能
イメージングレシピ
クリエイターが作成した色調などの画作り設定を、カメラにダウンロードして使える「イメージングレシピ」に対応しています。画作り設定を呼び出す専用ボタンも搭載し、プレビュー画面で色味を見ながら、好みの設定を選んで撮影できるので、思い描いた表現を簡単に実現できます。
人気クリエイターのレシピも
続々公開!
創作意欲が高まるクラシカルな佇まい
SPEC
-
画像処理エンジン
EXPEED 7
-
被写体検出
9種類
-
有効画素数
約2,450万画素
-
背面モニター
約210万ドット
-
ISO感度
100-64000
-
ファインダー
約369万ドット
-
高速連続撮影
約14コマ/秒
-
質量
約710g
こんな人におすすめ!
- 所有欲が満たされるスタイリングに惹かれる
- じっくりと設定を決めて撮影を楽しみたい
- 写真の色やトーンを自分好みに決めたい
- こだわりのモノクロ写真にもチャレンジしてみたい
創作意欲が高まるクラシカルな佇まい
フィルムカメラ「FM2」のアイコニックなデザインを受け継ぐ1台。伝統的なフィルムカメラのルックと、被写体検出性能やボディー内手ブレ補正などの最先端技術が融合した姿は、ニコンが紡いできたカメラの歴史を体現するかのよう。表現者のための相棒として、こだわりがたっぷりと詰まったカメラです。
伝統的なスタイルに収まった最先端のテクノロジー
クラシカルな見た目ながら、ディープラーニングを活用したAI技術による高度な被写体検出や高精度な画像処理の鍵を握る画像処理エンジンには最新のEXPEED 7が採用されています。
フィルム調のレシピでどこか懐かしい表現に
Ver.2.00以降のファームウェアで「イメージングレシピ」に対応。フィルムの色調を愛するクリエイターが作成したフィルム調のレシピも続々公開され、フィルムライクな表現を気軽に楽しめます。
by Fujikawa hinano
by Taishi Arashida
PICK UP
伝統を身にまとい日常を記録する
ヘリテージデザイン
時の洗礼を受けても輝き続ける名機「FM2」をベースに現代的な解釈でデザインされたZfは、触るたびに愛着が深まるような佇まいが魅力。操作感の良い真鍮製ダイヤルや、押し心地にこだわったシャッターボタン、ワンタッチでモノクロ写真に切り替わる専用レバーが撮影者の感性に呼応します。
Zfプレミアムエクステリア
張替サービスで好みの色に仕立てる
カメラを覆う張り革を変更できる「プレミアムエクステリア」サービスも提供。お気に入りの色に変更して、気分の上がる見た目に仕立てられます。
選んだ色に
変更できる!

プロ機譲りの動体撮影と動画性能を小型機で実現
SPEC
-
画像処理エンジン
EXPEED 7
-
被写体検出
9種類
-
有効画素数
約2,450万画素
-
背面モニター
約210万ドット
-
ISO感度
100-64000
-
ファインダー
約576万ドット
-
高速連続撮影
約20コマ/秒
-
質量
約760g
こんな人におすすめ!
- 野鳥や動物、鉄道や飛行機など動体を撮りたい
- 本格的な動画撮影に挑戦してみたい
- 先進的な撮影機能や画作りの機能を使いたい
- 日常的に持ち出せる機動力を重視したい
プロ機譲りの動体撮影と動画性能を小型機で実現
高速処理に優れる部分積層型CMOSセンサーを搭載し、プロ機に追随するような強力な連写・AF性能を有するモデル。6K/60p RAW動画や5.4K/60p記録に対応するなど動画性能にも妥協がなく、まさにオールラウンダーと呼ぶにふさわしい性能です。それでいてフォルムは小型で、機動力にも優れています。
フラッグシップ機を超えるファインダー
ニコン Zシリーズの中でも最高クラスの高画質ファインダーは、解像度や輝度に優れるほか、リフレッシュレートも高く、動体を追いやすくなっています。
-
解像度
576万ドット
-
最高輝度
4,000cd/㎡
-
色域
DCI-P3
6Kで記録することで4K出力時にクロップやズーミングが可能になる
6K/60pに対応する動画記録性能
最高6K/60pの本格的な動画撮影を実現し、4K出力時でもクロップやズームなどの編集を施しやすい素材を得られます。外部レコーダーを使わずにRAW動画を内部記録でき、機動力を活かした撮影が可能です。
PICK UP
動く被写体を確実に捉える
部分積層型CMOSセンサー
上下に高速処理回路を配置し、読み出し速度を高速化した新型センサーを搭載。動体撮影時のローリングシャッターゆがみが抑制されたり、高速連写時にファインダーがブラックアウトしにくくなったりするなど、高速で動く鳥や動物、乗り物などの撮影がしやすくなっています。
専用回路を搭載
高速連写時にブラックアウトしにくい
最大120コマ/秒で約1秒前まで
記録できるプリキャプチャー
プリキャプチャー機能を使うことで、最大でシャッターボタンを全押しする約1秒前までコマをさかのぼれます。決定的瞬間を撮り逃すことなく記録できる機能です。




Comment
フルサイズならではの柔らかなボケ感は、写真に温かみを与えてくれます。ニコンのフルサイズはその描写がとても自然で、ふとした瞬間を撮影しても主役がやさしく浮かび上がり、日常写真が作品クオリティーに。AFも高精度なため、ピンボケの心配もありません。