
旅の思い出をふんわり彩る。
やさしい色合いを楽しめるPale Tale
夢の世界のようなふんわりとやさしい雰囲気に仕上げたレシピ。風景や花だけでなく、ポートレートやテーブルフォトでも使いやすいように、コントラストを調整。旅先のさまざまな場面で撮影を楽しめます。


色が人の気持ちを動かす
色は作品の印象を大きく変える要素だと思います。色の表現が変わるだけで、場所や被写体が同じであっても見ている人に与えるイメージが変わります。好きな色やトーンで表現された写真や映像を見て、ふと心が動いたり幸せな気持ちになったりすることがあると思います。そんな感動や高揚感は、色の力によって生まれるものだと考えています。
写真を見た人の心が動くかどうかは、色によって大きく左右される。だからこそ私は写真を撮る上で、色をとても大切にしています。「優しい気持ちになった」、「私もこんな写真を撮りたい」、「この場所に行きたい」という風に、見てくれる人に温かい気持ちやモチベーションを与えられる表現をめざしています。




旅先で出会うすべてに調和するパステル調
PaleTaleは、いつも自分が大事にしているパステル調の色表現をベースにしつつ、どんな被写体にも馴染むようにコントラストを細かく調整して作りました。最初はトーンカーブを使わずに調整をしていたのですが、細かい設定が難しく自分のイメージになかなか近づけられませんでした。思い切ってトーンカーブに切り替えたことで、想像以上に調整の幅が広がりました。
特にこだわったのは色相です。やわらかい印象のパステルカラーに近づけるために青の色相を緑寄りに設定しました。ぼんやりとした印象にならないように、コントラストにある程度メリハリを付け、シャドウ部に青をのせることでふんわりとした雰囲気を保ちつつ、透明感も感じられるトーンを目指しました。
花や風景だけでなく、テーブルフォト、建築物、人物などさまざまな被写体に合わせやすくなり、旅先で出会うすべての被写体にこのレシピ1つで対応できます。
自分の好きが理想の色表現のヒント
自分ならではの色表現を見つけたいなら、まず「どんな色に心が動くのか」を意識してみるのがいいと思います。撮った写真を見返して「自分がよく選んでいる色の傾向」を探ってみたり、写真だけでなく映画や絵画などの芸術作品、絵本や広告など普段の生活の中で目にするものでも良いので、「この色、好きだな」と感じた表現を集めてみたりすることで、自分らしい色の方向性が見えてくるかもしれません。そして自分好みの色で表現ができると、撮影体験がもっと充実するはずです。
「写真を撮ることがもっと楽しく、ワクワクするような体験になればいいな」と思いながらPale Taleを作りました。ふんわり淡くて優しい奥行きを感じる色合いは、旅先で出会う風景やお花、人物、スイーツなどあらゆる被写体に馴染みます。ぜひさまざまなシーンで使ってみてください。このレシピをきっかけに、みなさんの写真の世界がもっと心ときめくものになれば嬉しいです。
記事で紹介した
イメージングレシピ

Pale Tale
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Z5II
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