派手さはないけど「なんかいい」
シーンを選ばないHeartwarming
被写体の本来の色と自分が好きな色のベストバランスから生まれた程よい色調の変化。そんな私にとって理想的な色表現を追求したレシピがHeartwarmingです。露出だけ意識すれば幅広く使えるので、お気に入りのシーンで試してみてください。
被写体が持つ色と撮り手が好きな色のバランスで決まる理想の色
私は「このジャンルの写真家です」と言えるものは特にありません。自分のライフスタイルの中で出会う自分にとっては日常の、他者にとっては非日常かもしれないすてきな瞬間を見つけて切り取るのが好きです。昔は専門的なジャンルのプロになることに憧れましたが、さまざまな経験をしていくうちに、それが自分らしい写真表現なのかなと思うようになりました。
今回のテーマである「色」は、被写体が持つ物体としての色だけでなく、自分が感じた色や好みの色のバランスをうまく取ることが「らしさ」だと思っています。私の理想の色表現は簡単に言うと「派手さはないけどなんかいい」です。とは言いつつも、写真も写真の色も楽しむことが一番ですけど……。
汎用性を追求した「派手さはないけどなんかいい」色
イメージングレシピの魅力は、自分の理想の色味をリアルタイムに確認しながら撮影できるところ。「この光でこの場所だとこんな感じに仕上がるだろう」と考えながら撮影するより確実性が増します。心理的な余裕も生まれ、撮り手の表現の幅も広がりやすいです。初心者の方にとっても、色をあれこれ考えるきっかけになって良いと思います。
日常を切り取るのが好きな私は、今回、どんなシーンでも当てはめやすく、理想的な表現である「派手さはないけどなんかいい」を目指してレシピを作成しました。何でも撮れるように、スナップやポートレートといった被写体を、さまざまな光の状況で試写しながら調整しています。
レシピを使ってうまく撮れたときの光の状況を覚えておく
今回のレシピはシーンを選ばずに使えるのが特徴です。派手さはありませんがなんかいいと思える写真になると思います。適正露出だと少し暗くなりやすいので、撮影時に露出補正を意識していただきたいです。また、このレシピを使いながら撮影して、いつもより良く感じる写真が撮れたら、それは光がうまく使えている証です。それがどういう状況だったのかを覚えておくとさらに写真の色表現が楽しくなるので、ぜひトライしてみてください。
記事で紹介した
イメージングレシピ
Item
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Z5II
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Z50II
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Z6III
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Zf
