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穴見 春樹
フォトグラファー/ビデオグラファー
1985年熊本県阿蘇郡小国町生まれ。
2016年にポートレートスタジオ「graine」をオープン。人と物との縁を大切にしながら撮影している。
https://harukianami.com/
熊本を拠点にフォトグラファー、ビデオグラファーとして活動している穴見春樹さん。最近は映像の比重が高まり、その活動範囲は雑誌BRUTUSのオリジナルムービー制作など全国にひろがりつつあります。フィルム撮影ではニコンの一眼レフカメラ、映像制作ではニコンのオールドレンズ2本を使うことが多いという穴見さんが今回ZRでの作品制作を行ないました。
聞き手:VIDEO SALON
私自身がファンであり、イベントやMVでの撮影で関わるようになった音楽家のharuka nakamuraさんから、イベントのための映像インスタレーション撮影を依頼されたのに合わせ、ピアノ演奏と風景をZRで撮影することになりました。場所は岡山県の牛窓という瀬戸内海に面した港町です。
ご一緒するようになったきっかけは熊本地震後のイベントでした。音楽で心を癒す催しがあり、そこでharukaさんが演奏し、私がそのライブを撮影したのですが、現場の音と感動を伝えられる映像の力に気がつき、映像を作る目的が見えたのです。顔が見えない誰かに届けることを考えるより先に、まずは実際参加した人に喜んでもらえると一番嬉しい。そこから広がることはあるなと思ったんです。それからharukaさんのイベントなどに映像で参加することが増えていきました。 今回は、歴史のある港町である牛窓でharukaさんがピアノを弾いているところを撮り、音楽が響いている風景を撮ってみたいと思いました。
撮影場所には前日に入ってロケハンしてあたりをつけました。撮影の時間帯としては朝か夕方を狙いました。最初からはっきりとした作品のイメージがあるわけではなく、撮っていくうちにストーリーがなんとなく決まっていく感じです。
もちろんR3D NE、6K/23.976pで収録しました。手にして驚いたのはとにかく小さくて軽いのに4.0型という大型の液晶モニターが見やすく、しかもこれでRAW収録ができるということでした。ひとりでの撮影なので三脚もできるだけ軽いものを使っていることもあり、ふだん使っているカメラ周りよりも小型軽量になるのが何よりも良かったですね。
使用したレンズはNikkor-S Auto 55mm f/1.2とAi NIKKOR 35mm f/1.4の2本です。フィルムカメラ用に使っていたものを映像でも使ってみたら、自分が肉眼で見ているよりも感動のイメージに近く、空気感が捉えられていることに気づき、それからこの2本を愛用するようになりました。もちろんマニュアルフォーカスになりますが、そこもカメラマンが撮っている感じがして好きなんです。
グレーディングはDaVinci Resolveで行ないましたが、まず一番気になるカットから作業するんです。今回は冒頭のピアノの蓋を開けて弾き始めるところ。撮影としては後のほうに撮ったものなのですが、それがどんな感じになるのかが楽しみでそのカットから始めました。グレーディングしながら、そこでいい色が出てきたときに良い作品になる!と確信しました。
ふだんはフィルムっぽいノイズが好きなんですが、今回はまったくノイズを入れず、外の自然の透明感というか、色とか空のグラデーションや波のキラキラした感じを出せたらと思いました。
今回の重要な要素が音です。冒頭から曲が始まる前までは、ZRの上に装着したショットガンマイクロホン ME-D10のPUREモードで録った音を使用しましたが、その後に続く音源の音と違和感がないほどです。ピアノの音はもちろんのこと、ペダルやハンマーの動き、鳥の声、波の音など自分がその場にいるような感じで伝わってくるのには驚かされました。
まずカメラを持たずにうろうろし肉眼で光を見ながらアングルを探します。ここでオールドレンズ特有のフレアやボケの感じも予想できることもありますが、いざカメラをその場に置いてみると、想像を超えたフレアやボケが生まれるのもオールドレンズの面白いところです。ここで55mmか35mmか決まりますが、35mmをつけて狭いと感じることもあるので、24mmがあってもいいかもと最近思っています。絞りはオールドレンズなので開放から1段か2段は絞りますが、イメージ的な画でいいのであれば、開放にしてしまうこともあります。
ISOも200まで下げて、シャッタースピードを上げて撮影しています。セオリーに反していますが。NDを使っていたこともありますが、この光で撮りたい! というときにもたもたして撮り逃したことがあって、光のチャンスのほうを優先したいのです。たしかにセオリーは大事かもしれませんが、撮影は相手と光こそ優先したいと思っています。
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