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1024px × 768px以上の解像度
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ZRを例に解説する
記録フォーマットは大きく2つに分類できます。ひとつは撮影時の情報を最大限残す「RAW形式」、もうひとつはファイルサイズを抑えた「圧縮形式」です。
RAW形式は料理で言えば「素材」そのもの。撮影後の色調整やホワイトバランスの変更など、編集の自由度が極めて高いのが特徴です。一方、圧縮形式は「調理済みの料理」のようなものです。すぐに再生できて、使える一方で、後から大幅な調整をするのは難しくなります。写真にたとえるなら、後処理を前提としたRAW形式と、撮って出しのJPEG形式の関係に近いと言えます。
ZRが搭載する3種類のRAWは、
それぞれ明確な個性を持っています
ニコン独自の12bit RAW形式です。「高画質」と「標準」の2つの画質設定が選べ「標準」を選択すればN-RAWの高画質やR3D NEに比べてファイルサイズが半分になりますので、RAWの柔軟性を保ちながらもストレージの負担を軽減したい撮影に向いています。
15+ストップの幅広いダイナミックレンジ、12bitの豊かな階調、RED特有の色再現が魅力です。Log3G10/REDWideGamutRGB で記録され、カラーグレーディング耐性は極めて高いフォーマットです。REDのデジタルシネマカメラと同じワークフローで扱えるため、RED機との併用撮影では欠かせない選択肢になります。
Apple社が開発したRAW形式です。Final Cut Proとの相性が抜群で、Macユーザーなら編集時の負荷が少なく、スムーズな再生が可能です。ただし、ファイルサイズは3つの中で最大となるため、充分なストレージ容量の確保が必要になります。
シーンに合わせて何を選べばいいのでしょうか?
カラーグレーディングを前提とするなら、迷わずRAW形式を選びます。色表現を突き詰めたいなら R3D NE、容量を抑えつつRAWの利点を確保したいなら N-RAW(標準画質) が最適です。
R3D NE
RAWはオーバースペックとなる場合もあります。H.265 10-bit なら Log撮影にも対応し、ファイルサイズも抑えられ、最大5.4K 59.94p の高画質収録も可能になります。
H.265 10-bit
記録容量の優先度が高くなるので、 H.265 が現実的な選択肢です。色調整をほとんどしない場合は 8-bit SDR を選ぶとさらに容量効率が良くなります。
H.265
ProRes 422 HQ はRAWと圧縮形式の中間のような立ち位置になります。Mac環境での編集がしやすく、画質とのバランスが良く、非常に快適です。ただしファイルサイズは大きめになります。
ProRes 422HQ
資料共有用途として互換性を重視するなら H.264。Full HD・8bitと控えめなスペックですが、どの環境でも再生しやすいという強みがあります。
H.264
代表的な動画フォーマットでの記録時間を
表にまとめました。
| 主な動画記録 フォーマット |
最大解像度 | 最高フレームレート (fps) |
記録できる 理論上の時間 (1TBメディア) |
|
|---|---|---|---|---|
| RAW | R3D NE | 6048×3402 (6.0K) | 59.94 | 約35分 |
| N-RAW 高画質 | 6048×3402 (6.0K) | 59.94 | 約35分 | |
| N-RAW 標準画質 | 6048×3402 (6.0K) | 59.94 | 約69分 | |
| ProRes RAW HQ | 6048×3402 (6.0K) | 29.97 | * | |
| 圧縮 コーデック |
ProRes 422 HQ | 5376×3024 (5.4K) | 29.97 | * |
| H.265/HEVC (4:2:0,10bit) | 5376×3024 (5.4K) | 59.94 | 約330分 | |
| H.265/HEVC (4:2:0,8bit ) | 5376×3024 (5.4K) | 59.94 | 約360分 | |
| H.264/AVC (4:2:0,8bit ) | 1920×1080(FHD) | 59.94 | 約2667分 |
*ProRes設定時の記録時間はApple社のホームページをご確認ください。
*記録時間はおおよその目安になります。
解像度とフレームレートは高くなるに比例してファイルサイズは大きくなります。本当にその設定が必要か撮影前に見直すことも重要になります。たとえば、最大解像度を使わず4Kで充分なシーンは4Kへ落とす、スローモーションが不要ならフレームレートを23.976pや29.97pに戻すなど、運用面で工夫すると、記録時間を延ばすことができます。
1024px × 768px以上の解像度
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解説:井上卓郎