「足元に広がっていた世界をうまく捉えた作品。どこにでもあるような原っぱから、ここまで印象的なものを抽出できるんだと驚きました。シャッタースピードや絞りの数値など、自分の思い通りにカメラを扱えている印象があり高いテクニックを感じます」(秋山)
「日常の中の被写体をフォトジェニックにおもしろく撮れていますね。奥行きやボケ味の作り方、構図の動かし方も見事。それぞれ微妙に変えることで、単調にならず見応えのある表現に繋がっています。このテーマでよくぞ4枚撮り分けたなと。日常もうまく切り取ればおもしろい写真になる、ということのお手本のような作品です」(熊切)

この度はTopEye賞に選んでいただきありがとうございます。私の周りで受賞する人が多く出てきて、焦り始めていた際に受賞の連絡を受けたので、とても嬉しい気持ちです。今回の組写真は、雰囲気を大切に撮影を行っており、光の加減やボケ、ぶらしなどを意識しました。どの写真もふと見つけたものを撮影していて、普段の生活では目を向けることがない世界を発見することが出来ました。