N-RAWカラーグレーディング術

クリエイターのノウハウを公開

パワーウィンドウを活用して、他に影響を及ぼさずに色のコントラストをつけていく

プロフィール画像 : Suyorukunさん
シネマトグラファー
Suyorukunさん

SuyorukunさんにはZ6IIIのN-RAWで『Drama Queens』というショートムービーを作成していただきました。その素材をもとにして、どのように色のコントラストをつけていくのかという方法を動画で解説します。特にDaVinci Resolveの「パワーウィンドウ」を効果的に使うことで、色が被ることなく自然に見えるグレーディングに仕上げることができます。

メイキングムービー

制作現場の様子は大川優介さんが制作したメイキングムービーで見ることができます。

ショートムービー『Drama Queens』

N-RAWカラーグレーディング術

Z6IIIのN-RAWで撮影した『Drama Queens』の素材をもとに解説していきます。

Suyorukunさんが制作したN-RAW/N-Log用LUT① | 1990’s

LUT ダウンロード

LUTコンセプト
青色とオレンジ色のカラーコントラストが特徴的なLUTです。夜の室内シーンなどにおすすめです。

留意点
全体がやや暗めのLUTですので、黒潰れにご注意ください。

N-Log
LUT適用

Suyorukunさんが制作したN-RAW/N-Log用LUT② | Nostalgic

LUT ダウンロード

LUTコンセプト
緑色のハイライトがミステリアスな雰囲気を醸し出すLUTです。日中の室内シーンなどにおすすめです。

留意点
コントラストが強いため、白飛びしないように露出を調整してください。

N-Log
LUT適用

これらのLUTはN-RAW/N-Logに直接適用することができます。

Suyorukun
Suyeol Jang (Suyorukun Inc.)
Cinematographer Tokyo, Japan
1997年、韓国生まれ。海外で学んだ光の使い方や撮影技術を、自身の世界観や哲学に落とし込んだ独自の表現スタイルを持つ。多様な文化に触れながら築き上げたその表現方法を作品に反映させ、最終的にはアカデミー賞を目指して映像制作に励んでいる。YouTubeチャンネルでは、ワンオペで挑んだ撮影の裏側を紹介しており、登録者数は約15万人(2025年1月時点)。