熊切:今回は新規の参加校も増えただけでなく、写真表現のバリエーションが豊かになったというのが第一印象としてありましたね。その中で1年生のレベルが非常に高かった。2年、3年はうかうかしていられないよっていうぐらい(笑)。技術力の高さはもちろん、固定観念に囚われていない自由さは我々も見習いたいところです。
秋山:1年生の作品はたしかに多かったですね。そして皆さん、被写体とストレートに向き合えている!まず最初に被写体を見つめるという行為の大切さを感じ取れるような作品が非常に多かったです。
熊切:やっぱりどうしても「ウケる写真」というセオリーに乗ってしまいがちなんだけど、もう少し写真って自由でいいんだなというのを再認識できました。そういった下級生の 写真から刺激を受ける上級生の皆さんの作品を見るのもこれから楽しみです。
秋山:あとは自分の心に向き合っているような、繊細な気持ちを感じ取れる写真も多かったです。上位に入った作品に共通していたのは、仕上がりの作り込みかな。色やプリントまでこだわればもっと上位にいけたのに、という作品もありました。最終的な仕上げというものが審査ではだいぶポイントになるということも意識してもらえたら。
熊切:うんうん。自分のできる範囲でいいので、紙選びもこだわってみてほしいですね。あとは、組写真であれば、組み合わせの仕方も。順番の意味や統一感も表現のひとつなので、もっとクオリティを上げられるといいんじゃないかなと思います。
大阪芸術大学写真学科卒業後、写真家・織作峰子氏に師事。大阪芸術大学写真学科非常勤講師。ニコンカレッジ講師。ニッコールクラブ アドバイザー。https://www.hanakoakiyama.com/
東京工芸大学を卒業後、日刊ゲンダイ写真部を経てフリーランスの写真家として独立。ニコンカレッジ講師。ニッコールクラブ アドバイザー。公益社団法人 日本写真家協会会長。
審査員講評
1年生の躍進に驚き! 来年度も楽しみです
熊切:今回は新規の参加校も増えただけでなく、写真表現のバリエーションが豊かになったというのが第一印象としてありましたね。その中で1年生のレベルが非常に高かった。2年、3年はうかうかしていられないよっていうぐらい(笑)。技術力の高さはもちろん、固定観念に囚われていない自由さは我々も見習いたいところです。
秋山:1年生の作品はたしかに多かったですね。そして皆さん、被写体とストレートに向き合えている!まず最初に被写体を見つめるという行為の大切さを感じ取れるような作品が非常に多かったです。
熊切:やっぱりどうしても「ウケる写真」というセオリーに乗ってしまいがちなんだけど、もう少し写真って自由でいいんだなというのを再認識できました。そういった下級生の 写真から刺激を受ける上級生の皆さんの作品を見るのもこれから楽しみです。
秋山:あとは自分の心に向き合っているような、繊細な気持ちを感じ取れる写真も多かったです。上位に入った作品に共通していたのは、仕上がりの作り込みかな。色やプリントまでこだわればもっと上位にいけたのに、という作品もありました。最終的な仕上げというものが審査ではだいぶポイントになるということも意識してもらえたら。
熊切:うんうん。自分のできる範囲でいいので、紙選びもこだわってみてほしいですね。あとは、組写真であれば、組み合わせの仕方も。順番の意味や統一感も表現のひとつなので、もっとクオリティを上げられるといいんじゃないかなと思います。